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バクラク決済事業のおもしろさの秘密 #バクラク決済事業のイマ

こんにちは。LayerXの原山です。バクラクビジネスカードでプロダクトマネージャーをしています。最近は中高やっていたバスケ熱が再燃しており、社内でバスケチームを立ち上げて大会に出たりしています。まだまだ弱小チームですがこれから強くなります。よろしくお願いします。

※この記事はLayerXアドベントカレンダーの記事です。
前回は、@n_11o の「拝啓 SaaS Biz人材へ ~職種とビジネスモデル越境のススメ!~」でした。プロダクトマネージャーとしてもっと成長していくために、クライアントワークの経験も積みたいと考えていたので職種の越境の話はとても気になる内容でした。

これはなに

  • 私が思うバクラク決済事業の面白さについて書いたnoteです。

  • Fintechからもっと幅を広げていきたいと思っている方や、SaaSをやってきたけど決済事業にも興味あるよという方々に、バクラク決済事業に興味を持ってもらいたいです。

  • 私自身やることは難易度は高いが、そのぶんインパクトもすごく大きいことを面白いと感じる傾向にあるので同じような方には面白いと思っていただけるかもしれません。

バクラク決済事業のいろいろな側面

前職では出前アプリのプロダクトマネージャーを担当しており、実際にアプリを使って注文してくれるユーザー側の面、注文を受け付ける飲食店側の面、商品を配達してくれるドライバーの方の面と3つの側面を考える必要があり、観点が多い分難易度が高く大変でしたが、やりがいがあって面白い部分でもあるなと思っていました。しかしバクラク決済事業もいろいろな側面があって、日々成長を感じながら楽しく仕事をできている理由の1つでもあるかなと思います。

決済の側面

バクラクの決済事業は現状はクレジットカードを提供しています。クレジットカード事業は決済金額に対して手数料をいただくモデルなので、お客様にたくさん使っていただくことで事業が成立します。みなさんにも契約したけど使わずに放置しているカードがあると思いますが、法人カードも契約していただく = 使っていただけるではありません。

法人カードを使っていただくためには色々な要素があります。LayerXは「すべての経済活動を、デジタル化する。」会社です。たとえばバクラクビジネスカードでは今までだったらカードの発行に数週間かかっていたところを、デジタル化することで即時で何枚でも発行できるようになります。また、カード番号の管理を経理の方が管理して、支払いのたびにカード番号を経理の方が直接入力していて時間がかかっていたところを、カードごとに適切な人に適切な権限を付与できるようにすることで効率化し、お客様に価値を提供しています。そのソフトウェア部分を評価してバクラクビジネスカードを使っていただくケースがあります。

しかし、法人カードはそういったソフトウェア部分だけでなく、例えばカードの還元率や、ETCカードやタクシーチケットなどカードの付帯機能等の商品性も大事なプロダクトの一部です。ソフトウェアに限らずお客様の求めるものを探索して価値を届けきる部分は、今まで自分が前職まででやってきたコンフォートゾーンを完全に逸脱しており、わからないながらもチャレンジし日々成長を実感できている要因の一つかなと思います。

また、クレジットカードにはたくさんの関係者が絡んでいます。例えば国際ブランドの会社や、アクワイアラーの会社などです。関係者が増えれば増えるほど、それによる制約も大きくなっていきます。その制約の中で最大限お客様に価値を提供するためにできることはないか?制約を取っ払ってできることはないか?を探りながらやっていく難しさと楽しさもあります。

プロダクト間連携による価値提供の面

お客様へのヒアリングを進めていくと、決済部分だけではなく決済をした後の業務の中にもお客様が課題に感じている部分がたくさんありました。例えば決済をした後に届いたクレジットカードの明細を見ながら領収書の回収を従業員の方に個別で催促したり、きちんと事前の稟議が通っているのかを1件1件目でチェックする必要があります。カードでの決済件数が多いと、この作業だけで1日以上かけられているお客様もいらっしゃいます。

お金と業務は永遠に連動しているので、業務のデジタル化が進めば進むほどに業務と決済のギャップが大きくなり、その間を埋めるサービスが必ず必要になります。

https://note.com/usakurai/n/na24cf9091a53

この課題を解決しているのがバクラクビジネスカードの拡張機能です。バクラクは申請・経費精算や請求書・仕訳というSaaSを提供していることで、稟議の紐づけや証憑回収など決済から稟議、仕訳までシームレスに連携して対応できるという強みがあります。

先日の櫻井のnote「クレジットカードビジネスがしたいわけではないバクラクの決済事業 #バクラク決済事業のイマ 」でお金と業務は永遠に連動しているという話がありましたが、まさにこの部分は決済と業務が連動している部分で、その間を埋めるサービスの一つになります。

この部分は決済事業の性質とは異なり、SaaSの側面となります。お客様の課題を解決していくためには、業務に深く入り込んで裏のニーズを捉える必要があります。深く入り込むためには一定のドメイン知識も必要で、申請や仕訳周りのドメイン知識を調べたり、社内の経理の方に聞いてキャッチアップしたり、お客様から教えていただくこともあります。

こういった決済と業務が連動する部分、決済というデータを起点にプロダクト間の連携によって価値提供をしていく部分を自分たちで探索しながら進めていけるのはバクラク決済事業部ならではの面白さかなと思っています。コンパウンドスタートアップならではの面白さですね。

コンパウンドスタートアップについては以下をご覧ください。

実際にどのような体験ができるかはこちらのnoteでご覧いただけます。自分自身もカードを使って決済することがありますが、決済した直後に一瞬で申請が終わり本当に便利です。

社内業務の側面

決済事業、クレジットカード事業ではオペレーション作業が不可欠です。ここも大事なバクラクビジネスカードの一部です。

法人カードを使っていただくには、審査や与信といった業務が必要になります。例えば審査業務ではバクラクビジネスカードの入会にあたり、お客様に提出いただいた書類に不備がないかチェックを行うという業務があります。

事業を立ち上げてすぐのタイミングでは、業務量も多くなく問題なくチェックができていましたが、入会していただけるお客様が増えてくるにつれて様々な理由で書類に不備があり差し戻しになるケースも発生します。そうするとお客様に修正の負担がかかってしまうし、社内の対応の工数もかかってしまいます。こういった部分も、そもそも書類不備が起きないようにわかりやすい説明やUIにしたり、チェック作業自体を自動化したりと、デジタル化をしていきます。

LayerX羅針盤の「xOps 全ての業務にテックを活用する」にも繋がる考え方ですね。

お客様に価値を届けることが大事なんですが、それを支えるオペレーション部分が機能しなくなると、そもそもお客様に価値を提供できなくなってしまうためです。こういったお客様に提供しているソフトウェアの部分のみにとらわれずに、お客様に価値を提供するために、事業を成長させ、すべての経済活動をデジタル化していくために、やるべきことを考え実行できる環境が最高に楽しい環境だなと思います。

おわりに

改めて文章に起こしてみて、自分のコンフォートゾーンを飛び出してチャレンジできる環境があること、それによってお客様に価値を提供できることを面白いと感じていると思いました。

バクラク決済事業に少しでも興味を持っていただけた方がいれば、ぜひカジュアル面談でお話しましょう!

また、【12/13(水)の夜】に人形町オフィスでイベントをやりますのでぜひご参加ください!お酒やおつまみと一緒にゆるりとお話しましょう〜👋


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