フラチナリズム ワンマン解禁! -2021.04.10 八王子Match Vox- 備忘録
1.それでも世界は優しくて
あの日から活動を一時自粛し その間に生まれた1曲。
この曲からLIVEをRESTARTしたことは
「あの日」から時空を超えてタイムスリップしたかのように
「今日」を改めて感じさせてくれた。
どうしても抗えないもの、悩んで迷って立ち止まって出口も見えない。
でも進むことを辞めず、曲がり道も幾度となく潜り抜けてきた。
2020年3月31日に公開されて感じたあの気持ちを
ちゃんと ここで回収してくれた。
それだけで涙が止まらなくなる。
本当の意味でフラチナリズムのRESTARTが「始まった」。
2.いつか僕らの歌が届くなら
今日聴くこの曲は、今までとはまた違った印象で
新しく意味を持つように聞こえた。
ファンや同士に思いをぶつけた曲という印象だったのに
今日は明らかにフラチナリズム自身をより強く感じた。
「だから」やり続ける。
その想いは自粛期間中から飽きるほど配信で伝わってきていたけど、この歌に乗せた 芯の強さがとても嬉しかった。
フラチナリズムの強さが増している。
3.World End Serenade
生音源で聴くのは初めてだった。バチバチにかっこいい。
自粛期間中の「ゼロカラ」企画で生まれたフルアルバム『4431』収録の1曲。
仕上がった当時よりも この「今」の世界観や「音楽を届ける」ことに対する執念みたいなものを感じた。
かっこつけてモテたくてそれを音楽で伝えるのとは訳が違う自分たちのプライドとか執念みたいな。そんなもの。
4.背中越しのLover
この選曲は予想外だった。
何度か配信LIVEでも聴いていたけど
明らかに音と声の質が上がっている。
今日、モリさんの歌唱力の違いをいちばん感じた1曲。
私が大好物の大サビでマイクを外す演出の生声が圧倒的に刺さった。
配信で見返したが、やはりコレは生の特権だった。
鑑賞中はその声に漸く我に返った…と思ったほど、導入の3曲はあの頃の葛藤や迷いや、怖さや優しさ 溢れ出る自分の感情を取り戻すのに精一杯だった。
このセットリストで何故この曲が選ばれたのか いちばん興味深い。いつか訊いてみたい。
5.インク
そろそろ自他ともに認める「名曲」。
ただただ幸せだった。
あのタケウチさんが紡いだベースにモリさんの旋律が重なる。
コレはベースを聴かせる曲だなと思う部分でも名曲。
安心感のあるSojiちゃんのドラム。
タミーのギターソロが優しかった。
そして、主役級のタミーのコーラスがとても染みた。
ただただ幸せだった。
6.圧倒的なベイベー
これも生で聴くのは初めて。
Sojiちゃんのドラムソロ 贅沢!! 強さが増している。
聴かせるよりも「魅せる」1曲だった。
自然と身体が沸く。
モリさんの仕草がいちいちセクシー。
タミーの音も生の方が断然 気持ちいい。
LIVE版を音源収録して発売して欲しいくらい「生きている音」が似合う曲。
7.たまったもんじゃねぇ
あー、やっと言える。って全員思ったハズ。
煽るタケウチさんのベースから入る最高の演出。
モリさんの喉も畝ってシビれる。
C&Rが楽しい曲だけどなんせ大声出せないもどかしさは、刻むリズムと眼力で届けた。笑
手拍子は一段と強く、モリさんからもお褒めいただきましたね。笑
あー、もう たまったもんじゃねぇ!
8.やってらんねぇ
あー、もう たまったもんじゃねぇし、やってらんねぇ!
痒いところに手が届くフラチナリズムだ。
振りって自然に蘇るもんなんですよ。
モリさん曰く「国を転覆させるほどの百姓一揆」感 見せたったな。
やっぱりあの光景は楽しい。
曲中に挟む「アドリブ Talk Duo」コーナーは安定のモリタケ。
まさか このネタが アレで生きるとは、タダでは終わらないフラチナリズム。
9.KAN&PAI
リハビリなんていらないよ!
こちとらファンも何千回何万回「親指立てて小指立てて」ると思ってるんですか。笑
導入の笑いは 生じゃないと伝わらない。
LIVEの印象はコレしか残らないと思ってしまうくらい笑う。
何が楽しいって、メンバー全員キレッキレに笑顔で演ってるその空気。
言わずもがなの最高潮。めっちゃ気持ちいい。
10.幸せのキセキ
最後の1曲。
「俺達はずーっと、変わらず、皆様に届くように演奏し続けますんで。歌い続けますんで。ちょっとでも下向きそうになったら、いつでも会いに来てください。また必ず会いましょう!」
フラチナリズムはこのコロナ禍に陥る前からいつもそう言ってくれていた。
でも「今まで」の当たり前が当たり前じゃなくなってしまった今、こんなにも響く言葉になるなんて。
少し悲しいような、安心したような複雑な想いだけど
「歩んできた道は間違いじゃない」振り返ってそう言える道を必ず作ってくれる。
25年の月日 重なって幸せはすぐ傍にあって
指折り数えた涙はもう 足跡になっていた
1年前に言った綺麗事「生きてりゃ必ずまた会える」はちゃんと現実になった。
今日、涙を滲ませた姿はやっぱり間違いじゃない。
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