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メーカー製造現場職から研究職へ転職しました(退職編)

前回に引き続き、私の転職活動について記していきます。

退職

■上司に相談

一般的には退職日の2か月前に相談・退職届を提出するのが波風を立てずに辞めるには妥当なスケジュール感だと思います。

私は現行のプロジェクトの納期の関係もあり、退職の3か月前に相談をしました。

まずは退職届を準備せず、上司に退職の旨を伝えました。

最初から退職届を持って「辞めます!」と言っても良いのですが、角が立つと嫌なのでまずはマイルドに伝えました。

業務開始時間前に上司に定時後に相談したい事がある旨を伝え、その日の定時後に打ち合わせ室で1対1で相談しました。

・退職日を伝える「○月末で辞めますので×月末を最終出勤として有休消化したいです」

・入社先は伝えない(変なトラブルになることを防ぐため)

・退職理由も聞かれたら率直に答える。
 →「一身上の都合で~」の方が波風が立たないと紹介する記事も
  ありますが、上司に対しても情があるので率直に伝えました。

その後、部長とも面談を設けてもらい、同様の話を伝え、納得してもらった上で、退職届を上司に渡す流れとなりました。

■退職届

上司の指示に従い、退職届を提出、会社の決裁に回してもらいます。

この後、会社の人事担当者とも面談を行い、上司に話たことと同様の話をしました。

■同僚への報告・引継ぎ

下記のように同僚や関係者へは退社の旨を報告しました。
この辺りは上司と相談をしてタイミングを決めました。

・親密かつ退社により大きな影響のある人へは最終出勤日の1~2か月。

・業務を引継ぐ同僚には最終出勤日の1か月前。

・取引先等の関係会社には最終出勤日の2週間前。

・業務に関係のない人、昔の上司等には最終出勤日に報告。

引継ぎについては上司に求められるよう引継ぎ資料を作成し、引継ぎに必要な打ち合わせを進めました。
この時に普段から資料の整理や、後任が見ることを意識した資料作りをしていて良かったと感じました。

■退職手続き

最終出勤日1週間前あたりに社会保険・年金・退職金・借用していた備品等についての説明を人事や事務担当者から受けて退職の準備を進めました。

入社準備

次の会社に入社するまでには下記の準備を行いました。

■引っ越し

最終出勤日~入社までの期間で次の職場の近くへ引っ越しをしました。
ただし、部屋探しや引っ越し屋の手配も最終出勤より前から進めていました。

■予習

これはしなくても良いかと思いますが、次の上司に有休消化で入社までの期間に勉強しておくことを聞きました。
初めての研究職になり、不足している知識があるはずなので、なるべく早く職場になじむためです。
上司からは「○○の分野の大学の教科書を復習してて」と言われたので言われた通り復習し、時間が余ったので化学製品の一般的な知識の復習や積読していた専門書を読みました。

他には入社先の最新特許等も読みました。
これは内定もらう前の判断材料に読むべきだったと今になって思います。
面接官の方の名前で特許検索しておけば業務テーマのイメージはついてました。

■その他

大学の卒業証明書等の入社に必要な書類の準備等は粛々と進めました。

退職を通して感じたこと

全体を通して感じたこととしては

意外と転職はすんなり進み、これまで現職に不満を垂らしてやきもきしていた時間が勿体なかったこと。

一方で研究職志望の転職活動でも現場での経験が評価され、これまでの経験も社会人の基礎を築く上で大切だった。
特に現場職は多くの現場の方々と協同して業務を進めることが多いのでそのような経験は大きな価値になっていると思います。

そして、悲しいことに思った以上に自分が抜けても会社は問題なく回るということです。
あまり「今自分が抜けたら・・・」とか考えすぎず辞めちゃっていいような気がします。
また、職場の方も意外とポジティブに受け入れてくれて転職後の活躍を応援してくれたのは嬉しかったです。これは本当に周りに恵まれていただけかもしれない。

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