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「雇用調整助成金不正受給」「労働裁判」「妻のがん治療」50代男の誰も得しない話!⑪

2回目のメールが来てから
他のスタッフからも質問がありました。

正直に自分たちの部署以外は
雇用調整助成金の
不正受給をしていることを伝えました。
これは詐欺であり犯罪であることも
スタッフたちは理解しました。
説明しなくても当たり前のこと
社長の指示通りにしている奴らが
アホなだけです。

メールは前回同様に総務から送られてきた。
社長はパソコンが使えないから。

私の部署では仕事もないのに
アルバイトなどを出勤させており
社長が出勤簿を見て指摘していると
書かれている。

売上日報や予定表などを見れば
無駄に出勤させていないことなどは
簡単にわかること。
何も確認せずにメールを送ってきたので
総務のスタッフに電話をして問い詰めた。
当然、まともな回答はなし。

会社の体質だが何も確認せず
社長の指示通り送っただけとのこと。
社長が出勤簿を確認したかもわかっていない。
面倒くさいからみんな指示に従っているだけ!

メールには馬鹿なことに
自分たち総務も率先して
不正受給をしていると書かれ
許容範囲内だと言っている。

許容範囲内と総務に答えているのは
社労士である。

私は総務のスタッフに
「本当に許容範囲で不正ではないのか
労基に確認する」と伝えた。

腹が立っていたので電話を切った後すぐに
労基に電話をして確認した。
その際には
会社名・自身の名前など全て伝え確認した。
結果は不正に当たるとのことでした。
当たり前答え。

ちなみに労基への私の問合せだけが
後の査察に関連したのではない。
何故なら
すでに数人が労基に密告していたからでした。
口を滑らしたのかはわからないが
労基の担当の方が内容は違うが
不正な申請をしていることを知っていた。

メールには会社の存続を第一として
不正しろと書かれている。
「黙っていればバレない」という考えだろうが
昇給はほぼなし
残業代を支払われたことなど一度もない。
賞与は寸志程度でそれも10数年の間で
2回か3回出ただけ。
みんなで計上した売上利益は経営者家族が
湯水のように使う。

こんな会社が社員一丸となって悪いことを
隠し続けることなどできるはずがない。

何かが起これば
簡単に崩れる脆い組織であることは
TVでも報道されている
他の会社を見ればわかること。

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