「雇用調整助成金不正受給」「労働裁判」「妻のがん治療」50代男の誰も得しない話!⑤
雇用調整助成金の申請を始めたのは
2020年4月からでした。
最初の緊急事態宣言も解除され
GoToキャンペーンが始まった。
その間は
特に10月から12月中旬・年末年始まで
観光地京都はにぎわった。
このキャンペーンの恩恵を受けられなかった
業種も多くあったように思います。
キャンペーン期間中は
観光産業でもある会社は忙しく売上も潤った。
私の担当部署も多忙となり
以前からもそうだったが人員不足に陥った。
しかし年末が近づき感染者数も増加し
GoToキャンペーンも早々に終了となり
再び閑散とした月日が流れることになる。
正確な日は覚えていないが
春頃には社長から頻繁に連絡が入り
休業を取るように直接指示があった。
後から聞いたのだが
他部署の部門長たちは出勤しても休業扱いで
すでに不正申請を始めていた。
馬鹿なことに
社長に「から休業」の申請をしたことを報告し
褒められていたらしい。
社内の全体会議でも電話やメールを転送して
自宅で対応するよう指示された。
会社に来る必要がある場合は
「散歩がてら」「趣味」で出社したことにして
休業するように言われた。
会議や朝礼・部門会議・各部門長個人に対し
露骨に不正受給に加担するように言い始めた。
それにしても….
何も考えてないのか?
何も疑わずに指示に従ってようだ。
私の部署に関しては
「から休業」はしていないので
他部署より取得日数が少ないために
直接指導もされた。
「から休業」は総務を中心に
社内全体で実施されていた。
総務のスタッフに
「会社の方針なのか?」
「これは不正受給にならないのか?」尋ねたが
苦い顔をしているだけで
まともな回答はなかった
総務のスタッフも馬鹿なのか
不正受給を行っていた。
のちに
私のように社長の指示に従わず
不正受給に加担することを拒んだり
これは「犯罪」だと
訴えたりする人間に対しても
厳しく強要するようになっていく。
それにしても
GoToキャンペーンの期間中は大変だった。
緊急事態宣言が出てからは京都も静かになり
完全に体が訛ってしまっていたし
人員も確保できず
短い期間で終わってしまったが大変だった。
もちろん残業代など出ることはない。
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