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システム監査技術者試験、令和4年小論文試験問1設問ア解答例

システム監査試験は小論文もあることなどから、情報処理技術者試験の最難関と位置付けられます。午前I,午前II、午後I、午後IIと1日の中で4つの試験があります午前はマークシート、午後Iは記述式の事例解析、午後IIは小論文です。
ここでは、昨日に引き続いて小論文の書き方についてコーチしようと思います。
かつて●●総研とか、外資系企業、有名IT企業で講師をしていました。

論文は問1を選択しています。その理由は昨日の記事をご覧ください。

小論文は設問ア、設問イ、設問ウと枝問にわかれています。このうち、設問アについてご説明します。

【設問アの特性】
1.最大800文字である。
2.おおよそ「システムの概要」「監査の概要」についてのべる
3.つまり800字のうち、「システムの概要」(400字)「監査の概要」(400字)の配分が適正である。

【システムの概要について】
1.採点者はあなたと情報システムとの関係を知らないので、明確に述べておく、同様に、例として製造業の受発注システムなど、システムの用途を書いておく
2.情報システムと経営とのかかわりを述べておく、このことによって監査の重要性が強調される
3.監査の対象となりうるシステムの構成要素、部署などを特定しておくこと。

【監査の概要】※ここが曲者です
理由は、システム監査技術者試験は「システム監査基準」という規範をもっています。税理士試験の受験科目である財務諸表論が「商法」と「企業会計原則」を規範とするのと同様です。ここを逸脱すると”落ちる”。

だから、システム監査技術者試験を受験するものは「システム監査基準」をある程度暗記するぐらいに熟読していないといけないのです。
したがってシステム監査基準にのっとって粛々と書いてゆくのがポイントです。けして、自分勝手な経験や意見を書いてはいけません。

皆さんの合格を祈念します。



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