![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81953177/rectangle_large_type_2_1dbe60ce178d991fe531d392359eb394.jpeg?width=1200)
Sink or Swim?
沈みますか?
泳ぎますか?
さて、あなたなら、この問いにどう答えるでしょうか。
ヒトは、十センチメートルにも満たない水深でも溺死するーーというのは、耳にタコが出来るほど聞かされる注意喚起かもしれません。ええ、今のような暑い時期には特に。
そう、水の中でヒトはあまりに無力です。まして、足も着かないような深い深い水中であれば、なおのこと。生き残りたければ、泳ぐしかありません。泳げない者も、懸命に藻掻くのではないでしょうか。助かる保証などないにせよ、差し迫る命の終わりをすこしでも先延ばしにしようと、必死に。ただ手をこまねいて死の瞬間を迎える……というのは、きわめて稀なケースであるように感じられます。
尤もこちらはイディオムであり、由来は非人道的な試罪法ですが。
かくいう私も、実際に溺れそうになった際には、手足をばたつかせることでしょう。最期まで足掻くに違いありません。
そのような生命の危機に瀕した状況でなくとも、選択を迫られることは珍しくありませんが、その場合も同じことです。
どんなときも『やるしかない』のです。
『一か八か』のあとに続くのは、『やる』一択です。『やらない』なんてありえません。
最後に、もう一度お尋ねしましょう。
沈みますか?
泳ぎますか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?