できる人間に仕事が集まるのはいいけど、対価がない

会社員生活が向いてないのか今の会社が向いていないのかわからないけど、仕事の集中化にとてつもなく不満を持っている。


勤めている会社はいわゆる年功序列型、古い日本企業の体質だ。ただ世界経済の様相を伺う限り、この会社が今の水準またはそれ以上で50年後も存続しているか?という問いに限りなく力強いYESの言葉は生まれてこない。昔だったら必ず勤続年数での昇進があって、経費でちょっと美味しい思いができて、毎日会社に行ってればよかったんだろう。仕事の能力の良し悪しというより、媚を売る相手を間違えなければ生きていけたのだろう。役職さまがたを眺めているとそのように感じさせることが容易な会社である。


その保証された旨味がない今の会社員生活において、同じ給料(正確に言えば数万円のボーナスの差は生まれるかもしれないが)で仕事の量に傾きがあるのは本当に納得がいかないのだ。


スキルが身につく何かならいい、でもそうではない。自分が望んだ仕事か?いいえ。人員不足の結果です。残業代は出るが、1時間1500〜2000円でしか買い取ってくれないのであればその時間を自分の脳みそに投資した方が絶対にいい。定時に帰れば本が一冊読めるし、体は休まるし、自炊だってできる。健康に響かない。


ある程度の集団において仕事のスキルに波があるのは仕方がない。それでも流石に偏りすぎていて、それ故に私は体を壊されたので相当恨んでいる。何故新卒数ヶ月で先輩の仕事を全て引き継ぎこなさなければならなかったのか?未だにパワハラだと思っている。自分が相当仕事ができるかはわからないが、それでも新卒数ヶ月でグループ平均以上の成績を残してしまった。悪夢の始まりだった。もう絶対年収以上の働きはしないと誓った。未だに身体は壊れたままだ。


唐突になんでこんな話をするのか?というのは、また部内で退職者(被害者)が出たからだ。その人と少し話しをする機会があってふつふつとあの頃の怒りが私を見上げてきた。お互いに自分の人生と健康を守っていこう、と涙ながらに語った。やめていくのは勤続年数20年ほどの役職者だ。相当な事情があるのだろう。その人もまた私と同じオーバーワークで身体を壊しそうだったらしいと後から聞いた。完全に壊れきる前に逃げ切れたのは幸運であるとぼんやり思ってしまう。壊れたものが完璧に元に戻ることはないと私は知っているからだ。

奇しくも、同じ上司だった。










偏りに不満を持つ人間は外資に行くといいと聞く。自分のスキルを他者と比較して立ち位置を確認したら、その道もアリだなと思う。または、副業に力を入れるためにこのぬるま湯生活をキープしていくのも一つの道だ。私にはもう断るスキルが身についているからそれも選択肢としては有り。とりあえず健康を戻しつつ、今後の展開を考えるとする。本当は毎日在宅ワークがいいけど。今の仕事って、在宅でもできる仕事なんだけど。

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