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認知症だけど母は母

やっと休日
と感じるほど疲弊した1週間

母もデイをお休み

食事や身の回りの世話
目が離せず1日中傍にいるのが普段の休日

今日は浮腫と足腰の痛みそして強烈な疲労と眠気が辛かった

ベッドに横になるだけでも休まるはず

足の浮腫

朝の世話を終えて、午前中小一時間
部屋のドアも開けたままで、ベッドに横たわる

トイレや玄関は私の部屋の前を通るので、万が一ウトウトしていても物音で分かる

横になって直ぐ
「どこにいるの!」と探しに来た
「足が辛いから」と説明したら、
「可愛そうに~」と擦ってリビングに戻った

5分後同じことを繰り返す…
繰り返す、繰り返す、何度も私を探す

午前中少しだけ横になったものの、落ち着かずやむを得ずリビングへ。

昼ご飯を終えて、午後からもう一度…
「少しだけ横になって良い?」

「足痛そうやなぁ可哀想に」
「良いよ、ゆっくりしぃな」

母の親らしい言葉に
「ありがとう」と部屋に移動

1時間ほどしてから…
(1時間も良く頑張れたねぇ)

「誰も帰らへんの」
「なんでひとりぼっちなん?」

と泣いて私を探す。
ひとりで過ごせない母…

やむを得ず、またまたリビングへ

椅子に座った私に
「他の子は?」「あなたは誰?」

娘だと説明すると、思い出したのか…
足をみて「可哀想に」と

突然、夕飯の支度を手伝うと言い始め

久々の母の台所姿

夕飯のメニューを聞き始めたの
材料を準備した。

今日のメインは【肉じゃが】

母も久々にも関わらずピーラーを使わずにじゃがいもの皮剥きをしてくれた

何年ぶりだろう…2年は料理してない

認知症になる前から料理が好きじゃない母は、認知症になってから益々何もしなくなった

末期癌で闘病していた兄が存命中は、私が仕事が居なくても兄が良く作ってくれていた

ホント優しい兄だった…

さて、手伝うと言い始めた母も
じゃがいもを幾つか皮剥きして…

「腰が痛いからアカンわ」ってギブアップ

でも ありがとう(*^◯^*)

交代して台所に立つ私の足をみて
「なんでそんなに浮腫んでるの」
「痛そうやなぁ、可哀想に」
「病院行ってるの?」
「何も手伝わずにごめんなぁ」
と心配をしてくれる母

さっきまで、皮剥きしてくれてたよ!

自分の行動も、話した内容も数分で忘れてしまうけれど、母はやはり母

ありがとう、長生きしてね。


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