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アラウーノ・シランカッタ

申し訳ございません。食事中の皆さまは、閲覧注意です。
 とある鉄道駅のトイレに入ると…



トイレで奇跡の初開催

わたしの移動手段は電車&徒歩が多いのです。
大阪の町に住んで58年。いつもの生活で長距離の移動もあまりなく。
たまに特急に20分ほど乗りますが、歳のせいか身体が冷えて、トイレが近くなります。

ここは神戸市のターミナル駅。特急に乗ったので、お約束のトイレに直行。
既に、5~6人がわたしの前に並んでいました。
じぶんの番を待つ間。なにやら壁に書いてある。


展覧会って! べ、便器
全自動お掃除トイレ『アラウーノ』
こころの中で声をあげる。
 わはははは。ベン…いや、ベタやな。

額縁に便器



アラウーノ・シッテーナ

「洗ウーノ」、洗うのか。水洗だから洗うのは当たり前。
「知っテーナ」、知っときますがな。いまから。

この展示に釘付け

   
   シッテーナ・タメシテーナ
   知ってーな・試してーな

なぜか関西弁の言葉が並ぶ。
試してぇなぁ。タメサセテ-ナ。





いちばん奥の個室:アラウーノブース

額縁にハイットール


便器の勾配が、まるで蟻地獄。
水が螺旋状に落ちるのか。
フム、よく流れそうだ。これは、ブツがすぐ取れそう、落ちそう。

ゴシゴシとブラシで、こすらなくて良いな楽チン。
全自動って、書イテアール。


しかし便座カバーは、どうするのか? これは、何型だ…?
ナニガータ。わたしも謎のカタカナ言葉に、
シランマ-ニ・ナッテール。


未知なる「泡」に出会う。
この便器は、奥の個室のみ。
トイレの個室は、4つある。


あわわ、あわよくば、泡よくば、このいちばん奥の個室に入りたい!
便器の先は尖ってなくて、腰が安定しそうだし。試した~い。

当たれ、あたれ! アタレ!


運を天にまかせ、イノッテール。
ほんとうに、おもしろい宣伝。
オシャレなカタカナ。そのまんまのネーミング。


ついに、わたしの番が来た。


当たった! トイレの紙さま、ありがとうございます。
奥の個室、アラウーノブース!
こんなにトイレで嬉しいことは初めてだ!

喜び勇んで、個室に飛び込むわたし。(…以下省略…)

まず水が流れ、仕上げに白い泡が降りそそぐ。ふんわりと、爽やかに。


柔らかい雲かメレンゲか。
天使のヨーデルの朝。


実況画像は遠慮いたします


しかし、この泡はどこの石鹸液か?
お値段は、いかほど?
どこにセットされているのか?
どこで泡立つのか…?
飛びはねないクッションの泡の層。
もこもこ沸き立つギモン。

防護・防臭


残念ながら、次の人のことを考えて長居は、あきらめました。
もうすこし、じっくりと観察シタカッタデース。

皆さまのご利用の駅や施設のトイレには、「アラウーノ・シッテーナ展」はありますか?

あのビッグベンもリトルベンも、サーッと水に流れて行くのでしょうね。


くさい話を、ごめんくさい。


毎週日曜日は
自由エッセイの日


いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。

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