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シンママの娘 (9) そして臨月

里帰り出産の娘。いよいよ産み月を迎えました。体重が増え、不安も増える。どうなることやら。


もうすぐ新ママ

23歳、娘の誕生日。大きな おなか で、どっしりと。
今ごろは、新入社員としてバリバリ働いていたはず。
人生は、わからないものだ。
  …いままでを、ふりかえります。

赤ちゃんを産んでも、ここからが大変。じぶんのことは、後まわし。
甘ったれひとりっ子の娘に耐えれるのだろうか。
(育てたのは、わたしなのに)


娘は、つわり がひどく妊娠中期まであまり食べれず、実家暮らし。
その反動か、妊娠中期を過ぎれば食べまくり。新居に旅立つ。
高血圧で頭痛、体重増加の厳重注意……
幸い、おなかの赤ちゃんは元気な女の子。超音波健診での画像に、娘は男の子が良かったなどと。

もうすぐ出産。なんとかここまで。
元気な赤ちゃんを。それだけ。


   娘は新ママ。わたしは新ババ。


赤ちゃんグッズ今昔


出産準備は整いました。大手赤ちゃん用品店に何度かのお買い物。
月日の経つのは、ほんとうに早い。
娘と、ここにお買い物にくるなんて。
そして、赤ちゃんの育児グッズの進化にビックリ。


娘は赤ちゃんの授乳・ミルク希望。
「ほ乳ビン」は、いまもむかしも変わらない。おんなじ形です。

材質は軽い! プラスチックが主流。
わたしの時はガラス製品で、煮沸消毒。ほ乳ビンを熱湯から取り出す「つまみ用ハサミ」がありました。

煮沸消毒は古い。いまは、レンジでチン!
レンジにすっぽり入るプラ容器。洗った、ほ乳ビンを立ててチン。
そんなグッズがあるとは。
これには驚きました。便利ですね。


その他、沐浴用(おふろ)のベビーバス。
こどもプールを沐浴用に、ちっちゃくしたような。
ふくらませ沐浴。使わない時は、つぶしてたたむ。
昔ながらの大きなベビーバスは、ほんと生後1ヶ月過ぎると粗大ゴミ確定でした。

あと、ベビーベッドも買いませんでした。我が家はペットもいない。床の上にベビー用お布団だけ買って敷きました。


しかし新生児のお世話の大変さは変わらないのです、いつの時代も。


高血圧で頭痛がひどい

たびたびの頭痛。もうすこしの辛抱、いや赤ちゃんもいるので慎重に。
娘も、身体が動かず横になっていたりしました。
あまり頭痛がひどいと受診してと、言われましたが、こればっかりは、どうしようもありません。


旦那さまは、娘を見に来ることもなく影が薄い…
プレパパ・プレママ沐浴教室にも参加せず、娘がひとりで参加。
どんなにか、心細かったか……

旦那さまは、毎年恒例・南の島旅行には、行っていたと聞く。

   ありえない。

わたしのなかで、これは、違うなと思い始めていました。
娘の頭痛も何かのサイン。
もし、もしも、そうなったとしても、何が起こっても、わたしは娘を尊重する。

ひそやかに、覚悟をしました。


夜中の入院


出産予定日まで、あと1週間。
娘は頭痛と、だるさで動けずで病院に電話しました。
夜中の2時ごろ。タクシーで娘に付き添う、わたし。入院の準備のカバンとともに。
すぐに点滴と入院。

病院には入れても、病室には入れない。とにかく帰宅して待ちました。

朝になり、病院から連絡が。
帝王切開になるとのこと。
やはり旦那さまは来ない。


わたしが行くしかない。
わたしの娘なのだから。

毎週金曜日は
「シンママの娘」


いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。

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