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あんこめぐり(10) 結音茶舗・ゆいおんちゃほ

大阪の空堀商店街からほりしょうてんがいちかく。路地の茶屋。結音(ゆいおん)の字のごとく、夜はライブハウスに。お茶の奏でる音を結んで。


結音茶舗ゆいおんちゃほ

大阪メトロ・谷町線たにまちせん
谷町六丁目駅を出ると高い土地と下り坂。
上町台地うえまちだいちというのがよくわかる。
戦禍をくぐりぬけた古い町並み。
路地の奥に「結音茶舗ゆいおんちゃほ」があります。

谷町六丁目駅


路地を、くるぐる迷ってしまった。
むかしの地番は広い。似たような一軒家がひしめき、同じところに出てしまう。
あきらめかけた時、お店が現れた。

結音茶舗ゆいおんちゃほ
大阪市中央区谷町6-14-2
路地裏
毎週月曜第3火曜休み


築100年は過ぎている、普通のお家。
 ガラスの引き戸。ギシ…ギシギシ…
木の感触だ。子どものころ、毎日開け閉めしていた。足元が滑らない。

入り口ちかくに台所。厨房というべきか。
レトロ。郷愁。
お茶の木箱か空き箱か。
現代の薄っぺらい木目調ではなく、分厚い木の感触。

入り口で靴をぬぐ


靴をぬいだらタイムトリップ

昭和時代。ほの暗いお部屋。この調度品は、戦前のお家だ。
お店の女性も白い割烹着かっぽうぎ

 二階建て
よく音が響きそう

案内されて床に座る。座布団。重心を下げたとたんに、ぼうっとする。リラックスしているけど、このお家を見てみたくて。

茶の間・火鉢
隅っこにトイレ
むかしの造り

ちっちゃな電灯がいくつも。
ほんわか。これぐらいの灯りがいいな。
令和のいまは明るすぎ、見えすぎかも。

「ほうじいなり御膳」
こころが動く。きょうは「あんこめぐり」で来ました。
「おはぎ」にします。


茶舗というだけあって、お茶のメニューが豊富だ。
紙のメニューは、一煎のお茶と二煎のお茶と。
おすすめは黒板に。
せっかく来たし、むかしのお家に敬意を。つつしんで、三煎にします。

お茶のメニュー



おすすめ三煎のぜいたく

煎茶・宇治みどり


割烹着の女性が、うやうやしく。
お茶のセットがやってきた。
なんとも可愛らしい。細長い木製のお皿というか、お盆。
最初から、一煎めが入っています。
よかった。
 普段から急須を駆使して、お茶を飲まないので、蒸らし時間が不安だった。

左のお皿
トリさんは、お醤油入れ
「最後にお茶っ葉を食べてください」
二煎めのお湯も


三煎めは申し出ると、お湯をいただけます。
急須。湯飲みに全部、注ぎきる。
お茶が急須に残ると、苦味が出ると教えてもらったから。

最後の一滴

ここは、せっかちになってはいけない。ゆっくり、ゆったり。幸せな時間。たのしんで。


おはぎ三種盛り反則レベル

ほんのりあったかい。家でおばあちゃんが作ったような。
丸めきらず、ぽてっと。もっちりとしたカタチ。

  抹茶・あんこ・ほうじ茶!
大きめ ぷっくり ほんわか

ひとくち。
いままで食べてきた、おはぎは何だったのか~?
色もキレイし、やわらかいおはぎ。
ほうじ茶のおはぎがあるなんて!
こんなに、ふんわりしたおはぎは、他所では味わえないです!

人生、損したぁ~。こころのなかで叫ぶ!もっと早くに…
これから来たらいいのだ!

紅いお手ふき
アクセント


それぐらい、何もかもが良すぎたのでした。
もっと早くに出会ってたら、よかった! 反則おはぎ。

お茶っ葉
甘い、ビックリ

お茶は三煎、お茶っ葉も全部平らげました。
おはぎも、お茶も、お家もステキな空間。目からウロコがポロポロ。
来て良かった!


散歩は空堀商店街からほりしょうてんがい

空堀商店街
こんぶ土居

松屋町で人形や花火を見る、探す。
お散歩。雨でも大丈夫。アーケードあり。

松屋町は
人形のまち
昭和の風

むかしの町並み。本当に1日ぐらい歩いてても飽きない、商い。


まとめ あんこめぐり

2022年3月5日~6月12日

わたしの、あんこめぐりは、これにて終了。
27店のうち10店、楽しくめぐりました。
大阪のあんこ。お店の皆さん、ありがとうございました。これからも、よろしく。
ごちそうさまでした。


■■ 結音茶舗ゆいおんちゃほ ■■

大阪のあんこのお店は、またまだ、たくさんあります。
 また、ご案内いたします。

お店にいかれる時は、マスク着用・感染対策にご協力ください。


いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。

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