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いい感じに枯れた植物は枯れてからもかっこいいな(日記)

近所のコンビニまで煙草を買いに行く。たぶん歩いて5分くらいの道のりなんだけど、その道すがらに生えてる雑草をみるのがすごくすきだ。本当なら立ち止まって、座り込んで、穴が空くくらいじっと見たいのだけれど、普通の住宅街の人様の敷地の脇とかに生えてるから、そんなことしてたら怪しまれるなと思うので、せいぜい歩くスピードを落としてちらっと見るくらいしかできない。確実に誰も通らなそうだというときは、立ち止まって写真を撮ってみたりすることもあるけど、今日は撮れなかった。代わりにアパートの植え込みの椿かな?の写真を撮った。光が当たってて美しかったから。

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雑草は毎日変化があっておもしろい。こんなに寒いのに、雑草界隈ではもう春が訪れていた。小さな花がたくさん咲いてた。一方で枯れてる草もあるんだけど、その枯れ姿がまた良い。何ともいえないうつくしい茶色をしていて、ドライフラワーとして飾っておきたくなる。枯れた植物の良さがわかってきたのは最近のことで、以前はちょっとでも枯れてきたらもう終わりだと思っていた。庭に植えてる花や室内に生けた花とかも少しでも枯れたら捨てていた。でもいい感じに枯れた植物は枯れてからもかっこいい。いい感じに枯れなかった植物はただ異臭を放って空間をどんよりさせてしまう。こう書いてたら、人も同じだなと思えてきた。いい感じに枯れたいな。

自分の内側から発せられる何かを、掴んだと思ってもすぐに消えてしまいそうなそれらを、1枚でも多く作品にしたい。同じ感性や同じ心象風景を持つ人たちの元に作品を届けたい。と願って日々描いています。またサポートして下さることでいのっちの電話に使える時間も作れるので助かります!