詩文「ほとほと不健康な恋」
午後5時、冬の、薄暗い雲で覆われていてどんよりしている。ここのとこ、空みてなかったなぁ。ほんの少しだけ晴れ間が見えるけれど、それさえも鈍い青だ。空を見上げることにもくたびれて、こんどは地面を見ながら歩く。アスファルトの道だけど、ちゃんと野の草花たちはそこにいる。普段見えていないだけで、ちゃんといる。それらに目をやりながら進んでいくと冬のあいだは使われていない畑があらわれる。土だ。小さな雑草たちがたくさん生えている。その勢いたるものが凄まじく、今日はとても見ていられないので、ぼ