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【散文】今さらあの子を引き止めたくなって、大きな声が出せない僕は友達に頼んでみた。する…
【散文】とても好きな雰囲気のブックレットがあったから見ているんだ。緑の背景に青で文字が…
【散文】地面を見ながら歩くのが最高に楽しいんだ。猫背になるからか皆は僕のことをかわいそ…
【散文】忘れ物を取りに行かなくちゃならないんだけど、なぜか出入り口の穴がエアコンの室外…
【散文】 「あなたは赤い星の人?」そう質問された最高にクールな絵を描く彼は「赤い星に住…
【散文】目覚めたらあなたに噛まれてて。でも夢でもあなたに噛まれてて。夢も現実も同じ材料…
【散文】おばけになってしまった。黒色ではない。青っぽい色かもしれない。昔のことばかり幾度もリプレイして遠い未来にばかり無いものねだりしている。ここには熱もなければ肌もない透明になったいれものだけがある。
【散文】遠くの方では大変だ大変だと騒いでいる人達がたくさんいるようだ。通りにいたおばち…
【散文】その女性はずっと誰かに電話しているが繋がらないらしくとても困っていた。声をかけ…
(散文)僕は幼虫が苦手なんだ。床にそれがたくさんいてどうしようかとパニックになっていた…
【散文】そのお店の中にある物はどれも友人の好きな物ばかりで私の好きな物ではなかった。入…
【散文】遠い水平線が消える。海と空の境界がなくなる。眩暈がしそうな自由さが私を不安にさ…
【散文】ショッピングモールのような作りの建物だった。色は全てぼやけていてオフホワイトに…
【散文】人生の大半は眠るか片付けをやっていてその合間にその他の行為をする。あるいは行為のために眠り片付けている。いや片付けのために眠り眠るために片付ける。だから僕は忙しいんだよ、早く帰って眠らなきゃ。こんな場所で君と交わっている場合じゃないんだ。そう言って急いで緑の靴下を履いた。