春休み19日目:不要不急なものこそ、本当は必要だ

朝から、画面にかじりつきで「One World:Together at Home」を見ていた。リモート撮影であっても、さまざまな大物アーティストが出演し、グラミー賞やアカデミー賞の華やかさに引けを取らない豪華さだった。アメリカの番組の司会者の雰囲気も好き。

ふと、スーパーに行った帰りに思った。
「不要不急なものこそ、本当は必要だ。」

この世の中が、スーパーとコンビニと病院だけだったら寂しい。

ライブはストリーミングでも見られるけれど、画面越しのライブは、どこか少し物足りない。熱気とスモークで息苦しい空間や、グラスの中が振動するほどの音圧を感じたい。
映画は、映画館の大きな画面と迫力のあるサウンドで見たい。
お酒は、目の前や真横の誰かと顔つき合わせて飲みたい。

日常に必要不可欠ではないけれど、だからこそ、たまのお楽しみに必要なんだ。生活必需品じゃないものこそが、日常を楽しませてくれている。
今、経営が苦しいお店も、お金のないアーティストも、(そして自分のお財布の中も)なんとか持ちこたえてほしいな。

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