春休み21日目:長い「サザエさん現象」

個人的には、この外出自粛生活にそろそろ終わりが見えてきた。
職場からはっきりとした指示はないけれど、たぶんあと2週間弱で職場復帰になると思う。

2週間といったら、今までだったらとてつもなく長い休みに感じたと思うけれど、すでに3週間自宅待機してしまうと、逆に残り時間が短くさえ感じる。

子どもの頃、夏休みが残り1週間ぐらいになると、妙にそわそわしていた。それは、たまった宿題のデッドラインが近づいているから、というのものあるし、単にゆっくりと流れる時間に終わりが来るのを悟っていたからだと思う。長い「サザエさん現象」のような感じ。
不思議と、夏休みの間に「友達に会いたい」とか「誰かに会えなくて寂しい」とか感じたことがなかったように思う。家に親や妹が常にいて、一人ぼっちになることがなかった、というのはあるけれど。

今、それに近い感覚になってきている。

外出自粛生活の最初は、なんか刺激が足りないし、ほかの人は結構外に出て仕事しているし、話し相手もいないし、自分も危険を冒してでも外に出たい、なんて思っていた。
もし結婚しても、専業主婦になったり、産休・育休をとったりできないな、なんて考えた。

だけど、今はその逆で、最低限のお金さえあれば、一生引きこもってそれなりに楽しく過ごせそうだとさえ思っている。
大きな刺激や感動はないけれど、大きなストレスや嫌な感情もない。
慣れてしまえば、すごく楽な生活。
こんなことじゃ、仕事に戻った時、ちゃんと社会人に戻れるのかがちょっと不安。いや、かなり不安。

とか言って、いっぱい遊んだ3連休明けとか、お盆休み・正月休み明けは毎回そんな感情なのだけれど。

長い「サザエさん現象」と、しばし向き合いつつ、残りの休業期間も時間を無駄にしないように、今できることをやっていきたい。
改めてそう思った。

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