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山に籠もらなくてもできる修行 その1

ヨガのゴールは瞑想(サマーディ )に達すること。
その修行は8段階あり、社会生活の中でこそ学べ、生きるものがあります。

ヨガの八支則

1.ヤマ(禁戒)
2.ニヤマ(勧戒)
3.アーサナ(坐法)
4.プラーナーヤーマ (調気)
5.プラティヤハーラ(制感)
6.ダーラナ(凝念)
7.ディヤーナ(静慮)
8.サマーディ(三昧)

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1.ヤマ(禁戒)=自制すべきこと

5つの定めがあります。

・アムヒサ・・・非暴力、傷つけないこと

・サッティア・・・正しい発言をすること、嘘をつかないこと

・ブラマチャリヤ・・・貞節、性的欲求に溺れないこと

・アスティヤ・・・盗まないこと、貪欲にならないこと

・アプリグラハ・・・執着の元になる贈り物や賄賂を受け取らない

ヤマは、ヨガの道徳観に準じた行動規範ですが、
現代のモラルに通じています。

例えばアムヒサであれば、他者に対する暴力はもちろん、
自分の体、心も傷つけないように心がけるのです。

ヨガの世界では、梵我一如で、
「私もあなたも宇宙も同じ」=アートマン。

自分にも他の命にも、同じように誠実に向き合うこと。
根本の考え方は壮大ですが、いつの時代にも通じる道徳観です。


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