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ヨーガ療法を始めて、どんな変化が起きたか

ヨーガ療法、初体験で良さを感じて教室通いを始めた私でした。始めてから1年ほどの間に、どんな変化が私に起こったかを振り返ります。




 「私、今まで息してなかった」と気づきました。呼吸を初めてしたような感覚になりました。

体の痛む部位をハッキリと気づくようになりました。背中のここがこういう姿勢をすると痛む、こうするとイタ気持ちいいと、自宅でも簡単に体を動かすようになりました。

教室は週一回でしたが、毎週通って1~2か月経った頃から、教室の無い日に「体がなんかおかしい?なまってる感じ?」と気にするようになりました。その頃から自宅でも毎日実習するようになっていました。

自宅での自主的な実習では「気持ちい〜い」、ただただ、それだけの理由でやっていました。気づいたら1時間経っていた、ということもありました。

教室での実習中、「内面を見つめましょう」と先生から指導されましたが、最初は「内面を見るって???」と理解できずにいました。その後、「体の動いている部分に意識を向けましょう」との指導に、「体をモニターするのは心をモニターする練習かなぁ….」とボンヤリ考えるようになっていました。

ディープ・リラクセーション・テクニックと呼ばれる、仰向けになって意識的に体を緩ませ休ませる技法があるのですが、なかなか緩んだ感覚を持てませんでした。何をやろうとしているのか良く分からなかったです。ところが、ある時、突然、胸の奥から嗚咽が込み上げてくるようになりました。その場で泣き出すことは実際にはせず止めてましたけれども。「いったい何だこれ⁈」と自分にびっくりしていました。それ以降、ゆるっとリラックスできるようになり、ぐーぐーと寝てしまうこともありました。

あるポーズを先生にリクエストしてみたら、「おおしたさんが好きなポーズをやってみましょう」と紹介しながらやってくれました。次の週も「おおしたさんが好きな..」と言いながらやってくれました。その後も、数週間続けてやって下さったと記憶しています。その時、気づいたのが「ああ、私はこのポーズが好きなんだな」。「好き」という言葉と、私の感覚が初めて結びついたような気がしました。



自分の体と心を、取り戻し始める過程だったと思います。

うれしいこともありました。家族のサポートに翻弄されていましたので、自分自身が、自分だけのために、何かやれている。これがうれしかったですね。

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