free「歌や踊りに、悲しみや悔しさや憎しみをのせられる才能」

 団体名も作品名も載せないけど、わかる人にはわかっちゃうやつ。ネタバレ?と問われたら、おそらく、と。なので、お気をつけてくだされ。ただただ、自分の思ったことや、すごいなぁマジ脱帽なことを綴るだけなんだけど、それが万人にとってそうだとは限らない。・・・・・・と自覚はしてるけど、直すつもりは今のところない。

嬉しい楽しい大好き、より「悲しい悔しいやり返したい」の表現

 セリフではなく、文章でもなくただただ「歌」もしくは「踊り」で表現する。ポジティブな内容のは、比較的よく見かける。でもネガな思いは、あまりない。ていうかそこにチャレンジするのって、かなりな賭け。しかも敗退する確率が高い。結構、あーあ、残念な感じだなぁってやつある。んでもたまに、、、マジで歌ってるだけなのに、踊ってるだけなのに泣けるやつある。一緒に相手を憎むまで共鳴する表現がある。そういうのに出会っちゃうと、観客としてそこにいるだけで、、、本当に疲れる。身体も心も疲弊して、ぐったり。でも、次に来るのが「またその感情に支配されたい」という中毒性。滅多にないことだから余計に、その不思議な感覚が忘れられない。あーあ、これが所謂「沼落ちの瞬間」わたしの場合。

 楽しい気持ちで歌う、踊るのやつは、みてて楽しくなる。みてる私が楽しい。でも「悲しい」思いの表現にふれたとき、感じるこちらの思いは悲しいのではなく、悲しい気持ちに共鳴(共感)する。その役の痛みが伝わってくる感覚。
・・・・・・と簡単に書くけど、それが出来るってマジでなんなんすか。声とか身体全部とか、抑揚とか緩急とか、、、なんでそんなこと出来るんだろうって、いろんなとこ凝視してたけど、マジで


わからん。不思議。理解不能。誰か教えて?

ってなる。そりゃ観てるだけで疲れるっていうおはなしやわ。はい解散。おつかれ。

 でも帰り道に、スケジュールと睨めっこして、また劇場に行ける日程を確認するんだよね、そういう時に限って。もう、その不思議に支配されちゃってるから、さ。なんなら数時間後には、新しいチケットを手にしてたりする。(24時間チケ買えるシステム作った人、天才だけどマジで困ってる主に財布が笑)

 ・・・・・・そんな最近の日常ですわ。ただ、これがいつもならとっくに破産してるんだけど、まぁまたいろいろあって、リフレッシュが必要な時期なもので、今だけいつもより紐がゆるいのです。だからこそ、いつもは気付かない、気付けなかった表現の素晴らしさってものを感じ取ってるのかもなぁ、、、と。
そして何度も言っちゃうかもだけど、そういう最高の表現には、滅多に出会えないんよ、本当に。年間数十本観てて、数本ですから。確率低すぎなこと知ってるからね、紐のゆるさに拍車がかかる。

 だれか財布に鍵かけてくれないかなぁ、、、とか思ってると決済エラーで欲しいチケが買えなかったりするので、、、これからも財布はフリーにしておいてください、、、わたしより。


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