止まっていた物語が、また動き出すように
最後にnoteを書いてから、ずっと期間が空いてしまいました。
振り返ってみれば1ヶ月ちょっとですが、もっと長かったようにも感じます。
noteを嫌いになったわけではありませんでした。
優しいフォローワーさんたちや楽しいコメントをくださる方々のおかげでこれまで楽しく続けられて、とても感謝しています。
実はこのお休みの間、趣味のお菓子作りもほぼ全く奮っておらず、私の創作活動は一旦休止してしまっていました。
心が疲弊している時は、回復するまでしばらく休憩が必要です。何かを書いたり、お菓子を作ったりする気力が微塵も湧いてこなかったのでした。嵐が弱まって外へ足を踏み出す勇気が訪れるまで、しばらく受動的な日々を過ごしました。
ようやく週末、またケーキを焼こうと思えました。
計量したバターが、温かい室内でつやつやと光りながら、そうっと溶けてゆきます。ついこの間までは、冷え切ったボウルの底でカチンカチンに固まっていたのに。季節が移り変わったのだな、と思いました。
キッチンに漂う、バターとバニラエッセンスの香り。サラサラサラ…と耳に心地よく響く、砂糖の音。ボウルに入れると、空中にふわっと舞う薄力粉。カシャカシャとボウルに当たって音を立てる泡立て器。だんだんと滑らかに、混ざっていくバターと卵の生地。焼いている間もその後も、オーブンから部屋中に充満する甘い香り。
この一連のことが、どこか懐かしいような、そんな不思議な気持ちになりました。
やっぱりnoteもうちょっと続けてみたいな、続けてみよう。そう思ったのでした。
Schönen Tag noch! 😄