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「ありがとう」

こんにちは。静岡大学教育学部保健体育教育専修4年、杉山玲央です。

今回卒部ブログを書かせていただくということで、何を書こうかと考えましたが、これを見てくださるのは日頃から静岡大学体育会サッカー部のことを気にかけて応援してくださっている方々と同期や先輩後輩だと思うので、たくさんの感謝の気持ちと伝えたいことを書いていきたいと思います。あと、信悟が「自分は先輩方の1年間しか見てないので、自分の見てない部分が気になります。」と言っていたので、4年間自分が経験したことも書いていこうと思います。

 静岡大学に進学した際、部活でサッカーを続けるつもりはなく、週1くらいサークルでボール蹴っていたらいいかなと考えていました。大学生活を過ごしているうちに、そんな同士を運良く5,6人見つけて、初対面で近くのスシローに現地集合して、サッカーの話をして、どんなサークルに所属したいか話して、こんなサークルあったらいいよね無いよねじゃあつくっちゃうかって。フットサルサークルWechselt(ベクセル)をつくっちゃいました。同年代のみんなと少人数ながらも、ボール蹴って遊んで一緒にご飯食べて楽しく過ごしていました。二度とできないであろう、貴重で最高な思い出です。本当に感謝しています。しかし、そうやってちょっとボールを蹴って過ごしているうちに、サッカー少年の心に火がついてしまって、もう一度本気でサッカーがしたいと思いました。すぐサッカー部に体験に行って、レベル高くて楽しくって、すぐにでも入部したかったのですが、どうやらBチームは6:30から朝練があるらしく、当時実家暮らしをしていて1時間かけて電車で大学へと通っていたわたしは、始発でも間に合わないということで、いったん入部が見送られました。そんなことあるか普通、と思いつつも地元でやっていたバイトをやめ、一人暮らしの家を自分で内見して決めて、引っ越しをして、なんだか新入生のような感じで入部に向けて準備をしました。そして1年後期が始まると同時にやっと入部させていただきました。当時は同期も航大しか知らないし、今では考えられないですがその航大もあんま仲良くなかったし、先輩も1人も知らない状況で、おどおどしていました。それでもサッカーは本当に楽しくて、サッカーに熱中しているうちに、同期も先輩方も打ち解けていって、毎日が充実したものになっていきました。当時は髪もちょっと染めていてピアスもしていて、体育会の人間とは思えないようなヤツでしたが、皆さん優しくしてくれて本当にありがとうございます。そして、入部してから数ヶ月たって環境に慣れたところで、「東海リーグでスタメン」という目標を掲げ、練習だけでなく食事や睡眠からこだわって本気でサッカーに向き合っていきました。しかし、ちょっとやそっとで上手くなるわけもなく、Bチームで奮闘する日々がしばらく続きました。

 転機は大学3年の夏、県内リーグでの常葉大学キトルスとの試合で、堀からのフィードに抜け出して点を決めると、その試合での活躍が評価されてAチームの練習に絡めるようになりました。Aチームの練習はいつBチームに戻されるか分からない緊張感と高い強度で、成長するにはもってこいの場所でした。必死で食らいついていくうちに、出場機会も増えていって、個人で掲げた「東海リーグでスタメン」という目標も3年後期第10節名古屋大学との試合で突然起用され達成できました。4年生になってからは順調に試合に出られるようになっていました。ここからきっとわたしは、満足してしまっていたのだと思います。東海リーグなんて出られるわけないと言われるほどに下手だったヤツが、努力して結果残して評価されて目標を達成してその目標が当たり前になって。努力は変わらず続けていましたが、それでもそこに今までのような明確な目標はなくなっていました。試合で結果がついてこない日々が続いて、苦しい思いももちろんたくさん感じていましたが、その中でもいままでの努力が実を結んだ達成感に逃げてしまっていました。そうこうしているうちに、サッカーに今までで1番向き合っていきたいと意気込んで始まったラストシーズンは瞬く間に終わってしまいました。楽しく終えることができました、と書きたかったですが、チームを引っ張ることも目立った活躍もできなくて、起用してくれた監督や支えてくださっている方々、一緒に戦ってくれた仲間たちには申し訳ない気持ちが大きいです。後悔したまま最後の1年を終えてしまいました。

でも楽しい思い出もたくさんあるし、伝えたい感謝の気持ちもたくさんあります。ここからは主にたくさんの感謝を伝えていきたいと思います。

両親へ。ここまでサッカーを続けてこられたのは間違いなくお父さんお母さんのおかげです。本当に、自由にやりたいことをやらせてくれて、どんなときもサポートしてくれて、送迎もしてくれて、遠くまで応援にもきてくれて、本当にありがとうございます。これから時が経つにつれ、わたしが両親を支えられるように頑張っていきます。まだまだ甘えていきますけど。

 先輩方へ。最高学年になって先輩方がどれだけ偉大だったか実感しました。部の運営もして後輩の世話もしてプレーでも引っ張っていってくれて、最高の先輩方だったなあと思います。特に印象に残っているのは安さんです。その頃のBチームを、まっすぐにサッカーに向かう姿勢で安さんらしく引っ張っていってくれたし、誰かのために戦う中で忘れがちな「自分のために戦う」という部分を意識させてくれました。2年たった今でもよく思い出します。本当にありがとうございました。

 後輩たちへ。あんまり積極的に関わりにいけなかったけど、一緒にサッカーに全力で取り組めて本当に楽しかったです。東海リーグの運営だったり、毎回の練習の準備だったり、広報とか分析とか各役職の仕事だったり、大変だったと思います。ありがとう。練習後の筋トレに付き合ってくれたり、飯連れてってくださいって言ってきてくれたり、試合後にれおさんよかったよって声かけてくれたり、ほんとに素敵な後輩たちでした。あと、わたしが成長できたのは翔や礼亜のような特徴的な選手がいたことのおかげだと思っています。スピードやテクニックが自分より上の選手がいたからこそ、自分なりのストロングポイントを見つけ出すことができました。翔は画像の仕事をいつまでも引き継がずにわたしにやらせてきたので感謝しません。礼亜ありがとう。他の選手たちも本当にありがとう。来シーズン、涼太朗と祥真が中心になって引っ張ってくれるかな。祥真はふざけすぎないでね。サッカー全力で楽しんでください。応援しています。応援行きます。

 最後は同期へ。1年の後期から入部してきたわたしを快く迎えてくれてありがとう。一緒に学校行ったり課題やったり飯行ったり買い物行ったり遊び行ったり飲みに行ったり、本気でサッカーしたり、本当にありがとう。みんなそろった部室は本当に居心地が良くて、いつも気張らずに素でいられました。最近引退してから久しぶりにみんなに会うとテンション上がっちゃって、みんなといる毎日が本当に楽しかったんだなと実感します。筋トレをしに部室に行くとき、毎回誰かいないかなーと思いながら行っています。明聖とか秋野とかがいます毎回。一人一人に言いたいこと伝えたいことはありますが、長くなるのでやめときます。一生忘れられない思い出をありがとう。

 最後に、静岡大学体育会サッカー部に関わって応援してくださった皆様本当にありがとうございました。下手くそな文章を読んでいただきありがとうございました。これからもこの4年間で経験したことを糧にいろいろなことにチャレンジしていきます。とりあえず卒業できるように頑張ります…。