見出し画像

「俺はジャイアン」

皆さん、こんにちは。
卒部ブログの最後を務めさせていただく、主将の松田雄士です。

センターテスト80/200しか取れないほど、日本語が苦手なことを考慮して読んでいただけると幸いです。

このブログではアニメ「ドラえもん」の話が出てきます。知らない人はドラえもん見てから読むと理解できると思います。


サッカー人生、最後の1年は、今までで1番価値のある1年を過ごしたと思います。

それは、静大サッカー部とキャプテンに向き合い続けたから、いや、向き合えざるおえなかったからです。

私は、静大のキャプテンを務めるような器ではないような人です。なんせ、小学校時代のあだ名は「ジャイアン」と言われるほどのわがままで強欲な小坊主でした。面倒くさいことや辛いことから逃げ、周りに助けてもらっていました。

そんな奴が大学体育会の主将など務まるはずがない。ましてや、静大サッカー部には経歴も様々で色んな価値観を持った人がいます。

全国に出場した人
高校でサッカー部に所属していなかった人
裸足で審判をやる人

このような人達をまとめあげ、チームを引っ張って行く必要があります。
歴代のキャプテン達はこれをこなしていました。

私にはキャプテンシーがないため、歴代のキャプテンの真似をしていました。しかし、これまで自分勝手に行動していた自分にとっては難しく、自分のプレーが大学の4年間で過去最低でした。それからも、チームを引っ張ろうと、もがきながら過ごしていたが、常に、何かしらのプレッシャーを抱えてたため、プレーに影響が出ていたのだと思います。

東海リーグが始まってからも、勝てない日々と自分自身の力のなさ落ち込んでいました。

その時、同期から

「後輩がマツさん最近元気ないっすねって言ってたで」と

今思えば、その言葉に救われたと思います。

キャプテンが暗い顔してチームの足引っ張ってどうすんねん

お前は「ジャイアン」、「出来杉くん」になろうとすな

頑張ろう、頑張ろうとして自分に出来ないことをこの一年でやろうとしていた、それがマイナスの方向に進んでいってしまった。

自分は、小学校、高校時代のように王様のように伸び伸びプレーしている時が一番輝いていました。自分が活躍できれば試合に勝てる。無理せず、等身大で自由に過ごそう。そして、少し今までよりも頑張ろうと思いました。

そして、そう思えたのも頼もしい仲間がいるからです。本当に感謝しているし、救われました。

「自分が活躍して、結果を出し、仲間に自信を与える」

これが、私のキャプテンシーなんだと気づけました。

この結論に至るまで、すごく遠回りをしたと思います。はやく、自分自身のキャプテンシーを見つけ出せば、自信を持つことができ、チームにもいい影響を与えることができたはずです。

だけど、結論を導く途中でチームのリーダーとして、たくさん思考し、素晴らしい経験ができた事は個人的には決して無駄な時間ではなかったと思います。

きっと、こんな人任せなキャプテンは前代未聞だと思います。これまで、自分のことをだけを考えてきた甘ったれのせいです。ただ、これ以上チームに迷惑かけれないし、自分の中でベストな決断であったと思います。

静大サッカー部で過ごした4年間は充実した時間であり、特に最後の1年は濃密な時間を過ごすことができました。

それは、大好きなサッカーを本気でする環境を作ってくださった周囲の方々のおかげです。この1年、この環境を作る為にどれほど多くの人が支えてくれていたか、よく知ることができました。本当に感謝しています。

多くの方々のサポートと、仲間と共に本気で取り組むサッカー生活のおかげで

私は「ジャイアン」から謙虚さと思いやりの心を兼ね備えた

「映画版ジャイアン」に成長することができました。

主将を務めさせてもらい、社会人になる前に素晴らしい経験と学びを得ることができました。

これは、静岡大学体育会サッカー部で活動する意義の1つであると思います。

静大サッカー部はサッカー選手として成長することと様々な価値観に触れ、経験を積むことで「学び」を得る貴重な機会です。

なので、
後輩達には自分と違い、主体的に挑戦や、行動して「学び」を掴んでほしいと思います。
もちろん、サッカーでも結果を出してください。応援しています!