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「好きな人」

お世話になっております。静岡大学体育会サッカー部マネージャーの増田実奈です。
 
今更ながら書き出しに困るので、他己紹介リレーを提案すればよかったかなと思っています。とゆうのもおそらく、このnoteの最後には、2020年の部員紹介リンクが載っているかと思いますが、その中にある編集長の分析が大好きだからです。(引退2週間前に復刻したいと騒ぎました。みぞさん・佳祐さん・木田さん・レオ・丹羽・イクマありがとうございました。)
 
史上最高にまとまりのない文章ではありますが、公式で好き勝手出来る最後の機会なので、好き勝手させていただこうと思います。本当に長いです。

  大学サッカーには、静岡大学体育会サッカー部は、マネージャーには、入部する前の私では想像もつかないくらいのたくさんの出会いがあり、夢がありました。
 
 
ボトルに水を入れる・ドリンクをつくる・洗濯をして・試合の準備をする、あとは事務作業かな。
 
どんなことをしているのかときかれて、どこのマネージャーも出てくるものはこんな感じだろうし、間違っていない。簡単な一言で済ますことができるような単純であっけないモノ。
だけど、そこに到るまでには、言葉では簡単に説明できないような、想いが詰まっていました。
 
中学1年次から高校サッカーとマネージャーに憧れ、進学先の高校にマネージャー募集がなかった3年間は週末にカメラを持って試合観戦という日々を過ごしていました。一生懸命闘う選手の姿に勇気をもらう一方、私もちゃんと仲間に入りたいと欲目が出てきました。それからいつしか私は、マネージャーありきで大学の進学先を探し、東海リーグに所属する静岡大学体育会サッカー部であれば、本気で取組めると思い、サッカー部に入るために静大に来ました。実際入部は1ヶ月迷いましたが。
 
そんな私は、ピッチに立たない立場でも、常にチームに貢献できること、プラスになることを考えて行動していたいと思っていました。その際に難しかったのは、その行為が選手を甘やかす行為なのかチームに貢献できることなのかを見抜くことでした。
 
ボール拾い一つとっても、絶対拾えるだろって練習では意地でも拾うもんかと思っていました。だけど、全員がフル出場で意味わかんないくらいボールが飛び散る練習で走り回ってボールを拾うことはわりと好きでした。一ミリの油断も人任せの心理も生み出してしまうんじゃないかとすごく嫌でした。逆に、練習に集中できることに貢献できることなら楽しかったです。
 
引退試合の際、「自分の戦場はベンチだから、ここで引退させて。」
 
と誰かに言った言葉は試合に出ることから逃げる言葉でもありましたが、間違いなく本心でもありました
 
試合中は、ピッチとベンチという戦場が分れるから、その場所で自分に出来ることを全力でやり尽くすのみでした。そういえば、地面に座っていると、ベンチに座っているよりも、ボトルを見つけやすくピッチに早く駆け寄りやすかったです。
 
自分の4年間なんて今考えれば、そんな変なこだわりばかりだったと思います。だけど、自分の中では、ピッチに立たない自分でも貢献できる可能性を秘めていた大切なことでした。
 
でもこうして振り返ると、全部私の欲張りだったと思います。マネージャーなんて本来いてもいなくても変わらないと自分が一番思っていましたし、今でも思っています。だからこそチームに貢献できる行動を永遠に悩み、自分に価値を見出すことに必死だったと思います。バケツも冷汗タオルもグランド周りのクーラーも冷水も常にドリンクを出せるように準備しておくことすら全部私の欲でした。
 
広報も、2年前に部員紹介を行ったきり、遠ざかっていましたが、今年の4月に、ちゃんと広報に入れて欲しいと直談判しました。
OB会のマッチレポートも新歓も特に富士山カップの企画運営なんて本当に欲張りだったなと思います。
 
もちろんその分失敗もしました。
たくさん迷惑や心配も掛けてしまったと思います。ごめんなさい。
 
自分勝手だけど、欲張った分失ったモノもあったかもしれないけど
それでも私のこの4年間に一寸の未練も後悔もありません。欲張ってよかったなと心から思っています。何より、欲張ったからみることができた景色がたくさんありました。ワクワクの連続で、本当に楽しかったです。
 
そんな私の欲張りに付き合ってくれ、見守ってくださった皆様本当にありがとうございました。
 
だけど、実際、全国という目標には本気になれず、残留という目標には本気になれた結果、なんとか残留できた1年だったと思います。正直これに関しては私含め全員ダサいと思います。
 
だから先程後悔はないと言いましたが、反省は山ほどあります。もう私には残された時間がなく、サッカー部で反省を次に活かすことはできないけれど、人生の糧として活かしていきたいと思います。

この4年間の伝えきれないほどのたくさんの感謝があります。
 
試合に駆けつけてくださった際や、遠方からも差し入れやあたたかい言葉をくださった選手の家族の皆様、OBOGの皆様、とても励みになりました。
 
厳しくもあたたかく見守ってくださった池谷さん、松尾さんをはじめとする歴代スタッフの皆様。コロナ渦の大会運営に、ご尽力してくださった東海学連・学生生活課の皆様。サッカー部の活動を支えてくださるスポンサーの皆様、
 
おかげ様で、最後の1年に緊張感のある1部リーグを経験できました。4年間のうちのたった1回だったし、レギュレーションは異なっていたけれども、すごく幸せ者だと思います。
 
1部に上げてくださった先輩、この2年間耐えてくださった先輩方ごめんなさい、1部って本当に楽しいんですね。この舞台を残してくれてありがとうございます。
 
そんなこの1年は、嫌と言うほど先輩方の偉大さに気づかされました。
先輩が応援に来てくれた試合は、私にとって元気をもらう大切な場所でした。残留争いも終盤になり、チームとしては笑えない状況が続いていた時期には、たくさん顔を出してくださったことやあたたかい言葉で乗り越えることができました。入部したての時は、人見知りが激しく、溶け込むことに時間がかかった私を心配して気に掛けてくださり、ありがとうございました。
そんな先輩方は私にとってヒーローで大好きな自慢の存在です!
 
そして、その中でも
「今のチームにもいつかなれるから大丈夫」
みぞさん覚えていますか?そもそも、これ読んでくれていますか?
 
引退する際にいただいた、私にとってお守りのような言葉でした。
今更言うことはないのですが、この場でスルーするのがおかしなくらいの存在でした。
改めて、4年間本当にありがとうございました。
 
 正直引退の2日前まで怒られるとは思ってなかったです。だけどラスト1ヶ月は励まし続けてくれて?本当に心強かったです。センスがあって視野が広くて、責任感があるひねくれた優しい先輩です。私は、最高に幸せな後輩でした。お世話お疲れ様でした。
 
後輩へ
こんなちゃらんぽらんな代についていてくれて?一緒に闘ってくれて本当にありがとう。頼もしい後輩でした。新4年生は、悔いなく、たくさん話して頑張ってね。自主練習をいつも頑張っているみんなに花が咲くこと願ってます。新2.3年生、危機感責任感は嫌でも4年生になったら背負うから、今は先輩にたくさん甘えて、楽しんでください。
 
同期へ
文章が長くなりすぎてます。またどっかで伝えるからいいやと思っています。
他人任せの代と誰かが言っていて否定する気はさらさらないけど、だれかがやらなければ誰かがやってくれていました。支え合いってチームってこうゆうことだなと思いました。
ありがとうね本当に。みんなが同期で、みんなと4年間過ごせてうれしかったよ。本当にお疲れ様でした!
 
佳祐さん
ちゃらんぽらんな代と一緒に引退してくれて心強かったです。コーチでありながら時にはキーパー・フィールドプレーヤ・バスの運転手とカメレオンかと思っていました。バストーク楽しかったです。溢れ出る感謝はまた改めて伝えさせてください。
 
 
最後に、高校時代からあきれながらも応援し、大学では試合観戦にも来てくれた家族
私にサッカーの魅力を教えてくれた静岡県を中心とする高校サッカー・ユース年代経験者・関係者の皆様
静大及び全国のマネージャースタッフの皆様の存在とても心強かったです。
本当にありがとうございました。

自分一人じゃ味わえなかった感動・緊張感
ゴールネットが揺れるあの瞬間
試合終了のホイッスルが鳴るあの瞬間の喜び・悔しさ

 
最高に幸せでした。もう味わえないのかと、とてもさみしいです。
 
 
私好きじゃない人に時間使えないの。と後輩に話した際、じゃあ静大のこと好きってことですよね?と言われて気づきました。まあ、当然好きですが、たしかになって。24時間365日サッカー部のことを考えることが苦しいこともあったけど、なんだかんだ幸せだったよなと思うのはやっぱみんなが好きだからだと思います。
 
私の4年間に彩りを与えてくれてありがとう。
ずっとずっと大好きです。