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韓国ドラマのセリフで韓国語学習をした結果…

韓国語は完全独学でやってるのですが、最近私が使っている教材は韓国ドラマのみです。

韓国ドラマのセリフをノートに書き写し、自分で翻訳し、発音とイントネーションを何度も聞いて、それを真似して自分でセリフを読み上げる。

これをずーっと毎日くり返しやっていると、いろんな変化が起こりました。

まず、発音。

テキストなんかによく書いてあるカタカナの発音ではなく、韓国語の発音に近くなった。

例えば「고」の発音。
カタカナ表記は「ゴ」と書かれるけど、実際ネイティブは「ゴ」と発音していない。

文字で説明するのはちょっと難しいけど、ネイティブは「グ」と「ゴ」の間のような発音をしている。

「고」が付く単語でドラマでよく出てくるものに「아이고」や「아니고」があるけど、「アイゴ」「アニゴ」ではなく、どちらかというと「アイグ」「アニグ」と発音してるように聞こえますよね。

あと、「뭐」という韓国語。
カタカナにすると「ムォ」となるけど、ネイティブは「ムォ」ではなく、「ブオ」と発音しているように聞こえる。

以前、「韓国ドラマの「네」がネではなくデに聞こえる件」でも書いたんだけど、

韓国人は「ネ」や「ムォ」を日本人のように鼻にかけて発音しないため、風で鼻が詰まっているときのような発音の仕方をする。そのため、「ネ」が「デ」に聞こえたり、「ムォ」が「ブォ」に聞こえたりする。

ちなみに鼻をつまんで「ネ」「ムォ」と発音すると、普通に発音するよりネイティブの発音に近くなる…気がする。

そして2つ目の変化は、連音化に慣れる。

例えば「미안해요」という韓国語。
一文字ずつ読むと、「ミ・アン・ヘ・ヨ」となるけど、実際はミアンヘヨではなくミアネヨという発音になる。

そしてこれは一つの単語だけではなく、二つ以上の単語が続いたときにも連音化される。

例えば「안 해」という「やらない」という意味の言葉。
二つの単語を別々に発音すると、「アン・ヘ」となるけど、実際は連音化されるので「アネ」となる。

このように韓国語は文章が長くなればなるほど連音化も多くなるので、これに慣れることでスムーズに会話が出来るようになり、相手に言いたいことが伝わりやすくなる。

そして3つ目が、いろんな言い回しを覚えられる。

例えば「気になる」という韓国語。「마음에두다」。
直訳すると、「心に置く」。

ちなみに韓国語で「気になる」は状況によって使う言葉が異なり、知りたくて気になる場合は「궁금하다」を、騒音などの「気が散る」「気に触る」という意味での気になるは「신경 쓰이다」を、「「마음에두다」は何か起こった出来事に対して心に引っかかりを覚えて気になるという状況で使う。

このように日本語だと一つの言葉で表す言葉も韓国語ではいろいろ言い方が変わるので、どういう場面ではどういう言葉を使ってどういう言い方をするのかということが韓国ドラマを観ていると簡単に学べる。

そして最後が、韓国語のイントネーションを習得できる。

ドラマのセリフをその役柄の真似をして何度も練習することで、ネイティブがどういうイントネーションで話しているのかということを学ぶことが出来る。

いくら正しい発音、正しい文法で韓国語を話していたとしても、イントネーションが違えば不自然に聞こえてしまう。(外国人が外国語を話している感じ)

でもイントネーションが正しいと、よりネイティブっぽい韓国語になる。

このように韓国ドラマのセリフで韓国語を勉強すると、よりネイティブっぽい言い回しや発音、イントネーションで会話できるようになるし、ネイティブの韓国語も聞き取りやすくなる。

最初の頃はセリフをネイティブと同じ早さで読み上げることが難しくてすごく苦労したけど、何度も練習しているとスラスラ読めるようになってくる。

最初はセリフを読み上げるのが下手くそで、「こんなんで本当に効果が出るのかな?」って疑心暗鬼だったけど、案外短期間で効果が出たので、ドラマのセリフで韓国語を勉強するという勉強方法は、かなり効果的だと思う。

ちなみにどうしても上手く翻訳できない部分や、イマイチぴんと来ないセリフは飛ばして、簡単で使えそうなセリフだけをピックアップして練習するのがおすすめです。(分からなくて壁にぶつかるとモチベが下がるので…)

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