「後でやろう」の破壊力
最近、こんな本を読んだ。
韓国人著者が書いた本なんだけど、これを読んでいてドキリとすることが多々あった。
人間というものは、苦痛を避けて楽な方へ行きたがる習性を持っている。
だから無意識に過ごしていると、楽な方へ楽な方へとつい行ってしまい、自分の叶えたい夢であったり目標だったり、成し遂げたいことを途中で投げ出して目の前の一時的な快楽に走ってしまう。
例えば私の場合、少し前にハン検準2級を受けよう!と思い、テキストを買ったのにも関わらず、途中で勉強がめんどくさくなり、結局は、
「ハン検に合格することが私の目標じゃないしな。別に試験勉強する必要はないよな。今まで通り韓国ドラマや本を読みながら韓国語の勉強してればいいよね。」
という自分にとって都合の良い言い訳を作り出し、試験勉強をすることを途中で断念した。
でもよくよく考えてみると、私はただ単に「試験勉強」という一時的な苦痛から逃げたかっただけな気がする。
また、日常生活の中でもついつい後回しにしてしまうことってある。
例えばご飯を食べた後の食器洗い。
お腹がいっぱいになると動くのがめんどくさくなり、つい、
ちょっと休憩してから後で洗おう
と思ってしまう。
このように「後回しにすること」を日常茶飯事的にやってしまっていると、大事なことさえも後回しにしてしまうようになり、その結果自分の叶えたい夢を叶えられなかったり、成果を出せなくなる。
こんな風に生きていると、自分の人生で何もやり遂げることができず、何の成果を出すこともできず、死ぬときに「あぁ、私は一体なんのために生きていたんだろう…」と後悔するに違いない。
何かしらの目標や夢を叶えている人を見ていると、みんな後回しにせずすぐに実行しているということがよく分かる。
だから私もどんな些細なことでも、絶対に後回しにはせずすぐにやるクセをつけることにした。
私たちが後回しにしてしまう理由は、「めんどくさい」と思ってしまうからだ。でも本当はめんどくさいのは「それをやること」ではなく、めんどくさいと考えている瞬間が一番めんどくさかったりする。
めんどくさいと考えれば考えるほどめんどくさくなるので、めんどくさいと思う暇も与えずにすぐに体を動かして取り掛かるようにすると、めんどくささは意外と半減したりする。
それにどれだけめんどくさく思えることでも、いざやり始めると自然に体が動いて終わらせようとする。「めんどくさ過ぎてやるの無理!」となることなんて、ほとんどない。
そうやって「すぐやる」クセをつけると、いつしかすぐやることが習慣になり、そうなるとすぐにやらないと逆に落ち着かなくなる。
そしていろんなことを「すぐやる」ようにすると、生活の満足度というか幸福度というか、なんかよく分かんないけどすごくいい気分になる。
今考えると、めんどくさいと後回しにすると、結果的にもっとめんどくさいことになっていたよなと思う。
「後回し」の破壊力は大きく、「すぐやる」の効果もとてつもなく大きい。
叶えたい夢があるけど何からしたらいいか分からないという人は、とりあえず「すぐやる」クセをつけるのがゴールへの近道かもしれない。
どこかにいる誰かのために、少しでもお役に立てると嬉しいです☆