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Dorico用のフォントを作る #1
Dorico用のフォントを作る
楽譜作成ソフトであるfinale用に作った音楽フォントを、Doricoでも使えるようにしたい。
Doricoで使うフォントはSMuFLに準拠している必要があるため、自作フォントをこの仕様に合わせる。
finale用フォントとSMuFL準拠フォントの大きな違いとして、収録されているグリフ(記号)数の差がある。
日本の楽譜出版ではChaconneというフォントが標準的に使われているが、これに収録されている記号の数は約190、Kousakuというフォントもあるが、それでも220程であるのに対し、Dorico標準フォントであるBravuraには3,500以上の記号が収録されている。
正直、この記号を使う時は来るのか、と思うものも少なくない……
そのため、全ての記号を作成するのではなく、使用されるであろうものを選び作成していく。
必要な時が来れば、その都度追加していくというかたちをとる。
現在、最低限の移植はすませており、特殊な表記のない楽譜なら問題なく作れる状態にはある。
現段階の自作フォント pic.twitter.com/9L2gweY7fL
— しず (@m_halo) August 13, 2019
昨年のこの状態から中断していたが、そろそろ再開しようと思う。
それなりに時間がかかるのは間違いないので、制作日誌がてら、ここに綴っていくことにする。忘れなければ。
SMuFLのグリフについては、ここのGlyph tablesから確認できる。
https://w3c.github.io/smufl/gitbook/index.html
暇があるなら覗いてみるのもいいかもしれない。
ちなみに、
何故わざわざフォントを作るのか、と疑問を持つ人もいるかもしれないが、
これはただの趣味である。
finale用のは一応理由はあるけども。
そのうち書くかも。
あとほら、オンリーワンの楽譜になったりならなかったり……
いいんだよ理由なんて。
作りたいから作るのだ。
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