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Dorico用のフォントを作る #3
今回は符頭を色々と作った。
ほとんど問題なくサクサクと進められたので、前回のような苦労話は無い。
しかし、Bravuraの符頭にいくつか気になる所があったので、それを書いて行こうと思う。
まずこの符頭。
左2つは、全音符と2分音符を三角符頭で表したもので、右2つはそれらを逆さまにしたもの、上段は通常サイズの符頭で、下段は大きめの符頭である。
気になったのは一番右の2つ。
上段の方は上下左右反転されているのに対し、下段の方は上下のみ反転されている。
これはミスだと思われるが、どちらが正しいのだろうか。
とりあえず、これに関しては上下左右反転したもので作成しておいた。
次にこの符頭。
これは、倍全音符と全音符のクラスター用の符頭で、下の名称はSMuFLで使用されているものである。
音符を縦に引き伸ばしたような形だが、全音符の2ndだけ音符2つを重ねたような形になっている。
他3つと見比べる限り、これもミスだと思われる。
続いてこの符頭。
こちらもクラスター用の符頭で、2分音符と4分音符である。
先ほどと同じく、一つだけ音符2つを繋げたような形のものがあるが、形状的にはおそらく、4分音符3rdの方が正しいのではないだろうか。
さて、クラスター用の符頭にはもうひとパターン用意されている。
これは、符頭を3つのパーツに分け、中間パーツを複数重ねることで長さを調節できるようになっている。
画像には2分音符と全音符用しか載せていないが、ちゃんと4分音符、倍全音符も用意されている。
見ての通りデザインが他の符頭と異なっており、前述のミスは、これらと混同してしまったか、もしくは、うっかり制作途中のものでも置いてしまったのだろう。
そんな事もある。
以上、フォント作り符頭編終了である。
間違い探しをしているみたいで、ちょっと楽しかった。
今何割できているか分からないけど、今年中に終わるかなぁ。
まぁ気長にやっていこう。
次はアーティキュレーション編。
多分。
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