Dorico用のフォントを作る #4
今回はアーティキュレーション。
前回同様サクサク進められたので、フォントに関しては特に書くことがない。
なので、Doricoのアーティキュレーション入力について書こうと思う。
Doricoで音符にアクセント等を入れたい時は、アーティキュレーションパネルから入力するのだが、このパネルには8つの記号しか用意されていない。
アクセント、スタッカート、マルカート、テヌート、強勢、スタッカティッシモ、無強勢、テヌートスタッカートである。(Doricoで使用されている名称)
これら以外の記号を入れたい場合は、どれかの記号と差し替えるか、テキストや他の記号として入力しなければならない。
パネルに追加はできないのである。(多分)
例えば三善アクセントを入れたい場合、パネルの無強勢(Uのような記号)と差し替えるとして、浄書メニューの音楽記号から無強勢を選び、Uを削除し<>の記号を入れるといった具合である。
これで三善アクセントが入力できるようになる。
ただし、設定によっては記号が全て上につく場合がある。
これは差し替え元の記号が、常に上に配置される設定になっているためで、浄書オプションの設定を変更すれば解決する。
デフォルトがどっちだったかは忘れた。
もし、8つの記号全て使用していて差し替えはできない、という場合には記譜モードの右にある演奏技法に追加という方法がある。
とりあえず合唱カテゴリに追加するとして、下の+ボタンを押す。
出てくるウィンドウで必要な設定をする。
ポップオーバーテキストに好きな文字列を設定しておけば、キーボードからそれを入力することで記号が入れられるようになる。
しかしこの方法では記号が常に音符の上に配置されてしまうので、下に置きたいなら、プロパティから演奏技法の位置を設定する必要がある。
また、複数の音符にまとめてつけることもできないので、面倒だが一つずつ入力していくかコピペするしかない。
アーティキュレーション8種類あれば大体は事足りるのかもしれないが、それ以上必要になった時のために、パネルに追加できるようになってくれないだろうか。
以上、アーティキュレーション編終了である。
途中で気付いたけど、最低限の移植をした時についでにこれやっとこう、ついでにこれ作っておこうっていうのが結構あったぽい。
先は長いと思っていたけど、意外と短いかもしれない。
あと残ってるのは何だ?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?