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右肩上がりのアメリカ都市部の不動産

アメリカ都市部の不動産は

10年単位で見るとほぼ確実に右肩上がりに上がるという神話がある。だから、長期を考えている人はいつでも買い時なのだと言われ、焦っていた2000年代。まだ家を買っていなかった頃。
それでも収入に限りがある私は、相場の安い時を狙った。

どんどん上がっていった不動産

2003年ごろからどんどん不動産の値段は上がっていった。今乗らなければ買えないとみんなが急いだ。私の心も平静ではいられず、毎日、新聞の不動産(real estate)面に釘付けだった。日曜版なんて、不動産面の隅から隅まで見ていた。オープンハウスにも足繁く通った。

しかし、ある日の新聞で、「不動産の買い時は2009年〜2011年だ」と読んだ。正確な言葉は覚えていないが、私の脳内変換はそう理解していた。2009年に1軒目の家を買い、2011年に2軒目を買いレントに出そうというのが2003年ごろの私の夢だった。

「2009年は家の買い時だ説」を信じ、今ではないと自分自身に言い聞かせてはいたものの、いつも「早く買いたい」という願望は捨てられず、とにかく焦りだけが続いていたアパート生活時代。

そして、あのリーマンショックが起こった。これだったんだと一人で納得した。

遂に2010年の春、家を購入

予定からは1年遅れたものの私は、ほぼ底値で家を購入することができた。待った甲斐があったと自分自身を褒めた。買値市場だったためにアメリカ政府やカリフォルニア州政府によるダブルタックス特別補助など、かなりの恩恵も受けた。

10年後の家の値段

10年経った今の家の値段は、購入時の倍以上になっている(by Zillow.com)。とはいえ、まだローンは残っているし、売る予定はないので評価額が上がっても私の実生活には関係はない。

数字の上だけの話ではあるが、アメリカ都市部の不動産価格は右肩上がりだというのは本当だと感じている。10年単位でみると大体倍々で上がっているのだ。物価も上がっているので当たり前といえば当たり前かもしれないが、家を持っていなければレントがどんどん上がっていっているので、不動産を持っているのは正解だと思う。

さらに10年後は、今の倍になるのか?

さて、今から10年後はさらに倍になるのだろうか。歴史からみると大体そんなものではないかと思う。もし、10年後に家を売り日本に帰国するのなら、きっと年金問題など気にすることもないぐらいのお金が手に入るだろう。

しかし、私にはこの家を売る予定はない。だから、いくらになったとしても変わりはないのだ。あまり上がりすぎるとそれに合わせて微妙に不動産税が増えていくので困るぐらいである。

私の唯一の財産は持ち家だ。まだまだローンは残っているが、誰がなんと言っても私の財産であることに間違いはない。

不動産への興味がなくなって・・・

底値からの回復が意外に早く、また予定より1年遅く家を購入したために、2軒目の不動産を手に入れる機会を逃してしまった。そうなると、不動産には興味がなくなっていった。すでに新聞もとらなくなって久しい。

不動産の次は仮想通貨!?

そして、今年に入り仮想通貨に興味を持ち始め、2月から少しずつ現物買いを始めた。日本にいる時にも株を買ったことがないのにである。仮想通貨の世界に入ってみるとこれがどうして結構面白い。

お金の話:仮想通貨も右肩上がり?はこの次に・・・。

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