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「身丈は長し走るな紳士」 2023/12/05の日記

 前々からほしかったロングコートをついに買った。「シン・仮面ライダー」を観てからずっとああいうカッコいいロングなコートが欲しいと思っていたので最近外出するのが楽しい。たまに「いいコートだね」って言ってもらえるし。ブラックフライデー様様だ。ありがとうブラックフライデー。なんかめっちゃ安くなって嬉しい。ただ月末だとちょっと財布的に厳しいので11月丸々やるか12月の頭までやってくれると嬉しいな。世の小売業の皆様にはぜひとも前向きな検討をしていただきたい。

 ロングコートを着ると気分は紳士。紳士というとスティングの「Englishman In NewYork」という曲を思い出す。ニューヨークの雑踏を生きる紳士のプライドを歌った名曲である。


間奏でジャズになったかと思いきやロックが割り込んでいたあとに

Takes more than combat gear to make a man
Take more than a license for a gun
(一流の男になるには武器だけじゃ足りない
銃のライセンスをもっていても)

Sting「Englishman In NewYork」

と痛烈にアメリカを揶揄してるのが最高。

本題はその後の

Confront your enemies, avoid them when you can
A gentleman will walk but never run
(敵に遭遇したらできる限り避けるんだ
紳士は歩くことはあっても決して走ることはないんだ)

 という歌詞が刺さった。カッケェ〜〜〜…

「マナーとか意味なくないっすか?(笑)」みたいな冷笑的な合理化や「品性なんか二の次!!!実力こそ正義っしょ!」泥臭い実力主義が持て囃されるこの時代に失われるジェントルマンの気品。

 スティングのハードボイルドな歌声を耳にし、コートに袖を通した私は身丈が長いのも相まって通学とか帰宅のときにいそいそと走る事が減った。
 はずだった。ロングコートを身にまとい紳士になった私ではあったが、紳士になったのは外見に過ぎず、いつもギリギリになってしまう私の生活習慣までもが変わったわけではなかったのだ。だから電車にギリギリに乗れるように家から駅まで走ってまう。思わず関西弁になってしまうほどにせかせかと走ってまうのである。
 これでは紳士の面目丸つぶれである。紳士の復活を期待し私の周りにいるであろう亡霊紳士諸君にはこの場を借りて謝っておきたい。






前提の難手相がわかんねぇよ
良くない手相のことをそういうのかしら?



ガムの子らガムの子ら ガムに感謝せよ


 またなんかあったらこちらからどうぞ。愛情込めて読みます。


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