WIXOSSソロモード案「サーバントを従える夢限ちゃんを倒そう」ver.1

※これは二次創作であり、今回考案したソロモードのバックストーリーです。やり方だけを知りたい方は一番下までスクロールしてください。
※考案しただけで、精度は高くありません。公式でソロモードがあるわけでもないので、理想はやはり対人戦です。


午前中の都内のとあるカフェ。
一般的なセレクター、るう子と、その友達タマが座っている。


るう子「はぁ~。今日も寝不足だよぉ。毎晩毎晩『slay the spire』やっちゃって、仕事中も眠くて眠くて。もうコーヒーがないと生きてけないよ」
https://store.steampowered.com/app/646570/Slay_the_Spire/?l=japanese

タマ「るう、夜更かししすぎ! よく分かんないカードばっかやってる」

るう子「もう絶対に今日でやめるから。ね?」

タマ「それ、昨日も聞いた」

るう子「う~。なんだか無性にやりたくなっちゃうんだよねぇ、仕事のストレスも忘れられるというか。そもそも、タマがWIXOSSに付き合ってくれたら始めてないんだから」

タマ「だって、よくわかんない。ルリグだった時と全然違う」

るう子「まぁ、難しいもんね。しょうがないか。でも、頭使ったバトルも勝つと気持ちいいよ。負けると悔しいけど……。仕事終わりに、毎日できたらいいな。ほら、前に基本セットだけ買った『ガンナガン』だってソロモードが出たっていうし。拡張売り切れてて買えてないけど……。あーあ、WIXOSSにも一人で遊べるソロモードがあればいいのに。一人回ししてても、相手の隠し札が分かっちゃって、面白くないしなぁ」
https://keepdry.jp/gunandgun/ultrabommy/

???「それは、るう子の願い?」

机には一枚のカードが置かれており、そこから聞こえた気がした。

るう子「あれ、夢限ちゃん?」

タマ「わ~」

るう子「タマが持ってきたの?」

タマ「ううん」

るう子「どうしてこんなところに……最近使ってないのに」

カードから声がする。

夢限「聞かせて、あなたの願い」

そこから光が溢れ、二人は眩しさに顔を覆った。

目を開けると、そこは真っ白な部屋――白窓の部屋だった。

るう子「ここって」

タマ「うう……まぶしい」

るう子は椅子に座っており、前にはテーブルがあった。タマは隣に立っている。

夢限がテーブル越しにるう子を見下ろして立っていた。

るう子「……もしかしてこれって、私の願いに反応しちゃったの?」

こくりと頷く夢限
「聞かせて、るう子の願い」

タマ「ねぇ、さっき飲んでたチョコレートは? ここから出られない?」

夢限は答えない。

るう子は、『WIXOSSにも一人で遊べるソロモードがあればいいのに』という自分の願いを話さなければ、この事態は好転しないと思った。

るう子「実は……」

~~

夢限「その願い、手伝うから叶えて」

るう子「えぇ? 今ここで?」

夢限が指をさすと、テーブルの上にはるう子が保管しているデッキたちが現れた。

るう子「えぇ?」

タマはるう子のショルダーバッグからSwitchを取り出して、隅っこに移動して遊び始める。

夢限「手伝うから、ルールを教えて」

るう子「えっと、夢限ちゃんはカード持ってるの?」

夢限が指を上げると、どこからか乳白色の精霊のようなものが集い始める。
よく見れば小さな少女の姿をしている。

夢限「カードはないけど、これならできる」

それはWIXOSSにおいて、『サーバント』として描かれている存在だった。
https://www.takaratomy.co.jp/products/wixoss/card_list.php?card=card_detail&card_no=WX01-102

るう子「なるほどね」

夢限「AとかZは呼べないけど……基本的なものなら」

相手は夢限ちゃん(表面がP、裏面がEのもの)。サーバントを従えることができる。

https://www.takaratomy.co.jp/products/wixoss/card_list.php?card=card_detail&card_no=WXK03-003B

しかし実際のWIXOSSをやったことはない。つまり意図的にゲームを進めたり、カードを選ぶことはできない。全てこちらで動きを決めてあげる必要がある。
これでソロモードを考えなければいけない。

~~

①こっちは普通にWIXOSSをする。

るう子「まずはWIXOSSを始めてみよう。メインデッキを40枚用意しなきゃいけないんだけど、どうかな」

夢限「……」

るう子「……そうだよね。分からないよね。じゃあ、サーバントをレベル1~4で10枚ずつ用意してみて」

夢限は精霊たちを40体集める。
「これでいい?」

るう子「ちょっと待ってね! そうだなぁ。サーバント#は、ライフバーストが意図を伴っちゃうから、やめておこう。あと、私のシグニには効果があって、夢限ちゃんのサーバントには効果がほぼないから……全部ライフバーストありのパワーが強いものでいいよ」

夢限「……わかった」

②相手のメインデッキはサーバントのみ。全てライフバーストあり。
 レベル1(O or O3)、レベル2(D or D3)、レベル3(T or T3)、レベル4(Q or Q3)10枚ずつで構成。

るう子「もちろんルリグは夢限ちゃん(P-E)で、アーツとかキーとかピースは意思を伴うから無しで……とりあえずこれでやってみよう」

③相手のルリグデッキは夢限(P-E)のみ。

~~

るう子「じゃあ、バトルだね」

机の上にはるう子のカードが展開され、夢限は40体のサーバントを従えて対峙している。

るう子「……どっちの先行にしよっか。じゃんけんって、分かる?」

夢限「わからない」

るう子「だよね。じゃあ、こっちの先行で行くね」

④こちらが先行。

るう子「まずはメインデッキから5枚引いて~。手札の入れ替えはする?」

夢限「わからない」

るう子「そう、だよね。じゃあ、こっちで指定するね。初期手札は、そうだなぁ、レベル1が2枚で、レベル2~4を1枚ずつ、でいこうか」

⑤相手の初期手札はレベル1、1、2、3、4で固定し、その後も常に公開されている。

るう子「ライフバーストを7枚っと。それじゃあ、バトルスタート。オープン!」

るう子の先行が終わる。

夢限のターン。

るう子「メインデッキからカードを2枚引いて、エナチャージ、なんだけど……」

夢限「どの子を選べばいいのか、わからない」

るう子「そう、だよね。どうしよう……そもそもエナは”願いの力”っていうし……夢限ちゃんって、願いごととかある?」

夢限「私の、願い? ……?」

るう子「いや、いいの。無ければ無いでいいの。それじゃあ、エナも手札と同じにしちゃおう」

⑥相手の手札はエナでもある。

るう子「じゃあ、エナっていうか、手札から一体捨てて、それを起動効果を使うんだけど」

夢限「どの子を選べばいいの?」

るう子「そうだよね。どうしようかなぁ。この後、こっちのレベル数をコピーして、コインを得て、シグニを配置するんだけど……」

夢限「?」

るう子「最初のうちはレベルの低いシグニを残したいし、けど後半はレベルの高いシグニが必要だし……。うん。じゃあ、コインを3枚得るまではレベルの高いものを、コインを3枚得てからはレベルの低いものをエナとして支払おう。他にも、ガードで捨てたり、色々な効果で捨てるカードもそういう風にしよう」

⑦相手がエナの支払いやガード等で捨てる手札は、コインを3枚得るまではレベルの高いものを、コインを3枚得てからはレベルの低いものを捨てる。
こちらが指定して捨てさせる場合も同じ。

夢限「……わかった」

るう子「それじゃ、エナを支払って、コインを得るよ。相手のレベルとリミットをコピー、していくんだけど、ディーセレだとレベル3が最高だからなぁ。レベル4のサーバント出せない……。じゃあ、コインの数がレベルの数っていうことにしよう。それで、シグニを配置、ってもうやってる! レベル1を3体並べたらリミットオーバーだよー」

夢限「……?」

るう子「いや、やっぱりいいや。夢限ちゃんだもんね、リミットも無限にしよう。じゃあ、アタックしてきて」

夢限「わかった。アタック、すればいいね」

⑧相手の起動効果はメインフェイズの最初に強制発動して、コインの数がレベルの数になる。

⑨相手のリミットは無限!

⑩相手の全てのシグニは強制アタックで、アタック順は空いている盤面⇒デッキのある方(こちらから見て左側)のシグニから順に。

~ターンが進み~

夢限「このレベル1、邪魔」
手札に回収する。

るう子「回収してもいいってことにしよう」

⑪相手のターンの始め、自身の場に出ている全てのシグニを手札に戻す『回収フェイズ』がある。

るう子「サーバントの出し方は、基本的には相手のライフを削りたいから、1、空いている盤面に出す。2、こっちのシグニを倒せるように出す。3、レベルの高い順番にデッキのある方から出す。こういう処理順と優先度で出してみて。途中で並び替えてもいいよ。リミットがないから、基本的にはルリグと同じレベルのシグニが3体並ぶことになるね」

⑫相手のシグニは自身のメインフェイズ中に並び替えてもよい。

⑬相手のシグニの出し方の処理順と優先度。
 1、空いている盤面に出す。
 2、こちらのシグニを倒せるように出す。
 3、レベルの高い順番にデッキのある方(こちらから見て左側)から出す。

るう子「じゃあ、ディフェンスステップに防御のカードを使うよ」

夢限「……ずるい」

るう子「え? ずるい? そうか……夢限ちゃんのルリグデッキは夢限ちゃんだけだもんね。防御の手段が無いね。コインをベットしてキーを出すわけにもいかないし……」

コインは夢限の周りをふわふわと浮遊している。

るう子「そうだ、私のシグニからの攻撃(ビーム)、そのキラキラしたコインで跳ね返してもいいよ。シグニバリアだね」

夢限「……わかった」

るう子「でも、1枚につき1回だけだよ。そのキラキラした表面で跳ね返したら、ちゃんと裏返してね」

⑭相手のコインはシグニバリアにもなり、シグニバリアとして使用した後は裏返しにする。失われるわけではない。(※裏表が分かりやすいコインを使おう)

~~

夢限「……るう子。この手札どうしよう」
手には大量のサーバントを抱えている。

るう子「わー! そうだった。ライフバーストでエナチャージになっても手札が増え続けるから、どうしてもいっぱいになるね。ほんとは上限枚数もあるんだけど。どうしよう。手札のサーバントで大量アタックとかできないかな……。そうだね、シグニだし、シグニの問題に使おうか。じゃあ、手札が10枚以上になったら、プレアタックステップで10枚捨てて、こっちのシグニをぜーんぶバニッシュしてもいいよ」

⑮相手の手札上限はなし。

⑯相手のプレアタックステップ開始時、相手の手札が10枚以上溜まっていたら、自動的に捨ててこちらのシグニを全バニッシュ。

~~

るう子「うーん、このカードの効果を使いたいけど、夢限ちゃんに選んでもらうことになるしなぁ」

夢限「……」

るう子「じゃあ、私のスマホのルーレットアプリで決めようか」

⑰相手が選択する効果はダイスやルーレットで決める。

~~

夢限「起動効果、5回目」

るう子「あ、そうだね。じゃあ、夢限ちゃんは進化するよ」

夢限の姿がPからEになる。

夢限(E)「るう子、この起動効果はどうしましょう。エクシード4っていうのは何かしら」

るう子「エクシードっていうのは、ルリグの下にある、使用済み? のルリグのことだね。今の夢限ちゃんには無いけど、使用済みって言えば……あ、コインがあるね。シグニバリアとして使った後の、裏向きのコインで支払ってもいいよ」

⑱夢限Eの起動効果のエクシードはシグニバリアとして使用した裏向きのコインで支払う(支払った後はルリグトラッシュに行く)。メインフェイズ中に使用可能になれば強制発動する。

~~

るう子「何とか勝てたけど……かなり手ごわかったよ、夢限ちゃん」

夢限(E)「負けてしまったわ。悔しいけれど、あなたの願いは叶ったかしら?」

るう子「うーん、正直、行き当たりばったりな特殊ルールばかりだったけど、自分のデッキを確認する上での選択肢にはなるかな。一人回しにも飽きちゃったし、しばらく家でもやってみるね」

夢限(E)「あなたの願いが叶ったのなら、嬉しいわ」

夢限が眩い光を放つ。寝ているタマにも浴びせられる。
るう子は眩しさに顔を覆った。

目を開けると、そこは元のカフェだった。
机の上には、ただのカードになったレベル0の夢限がいた。
るう子はそれを手に取り、さっそく帰って実践してみようと思い、タマを探した。すると床で寝ている姿があったので、慌てて起こした。


~~

WIXOSSソロモード案「サーバントを従える夢限ちゃんを倒そう」ver.1 まとめ

①こっちは普通にWIXOSSをする。
②相手のメインデッキはサーバントのみ。全てライフバーストあり。 
 レベル1(O or O3)、レベル2(D or D3)、レベル3(T or T3)、レベル4(Q or Q3)10枚ずつで構成。
③相手のルリグデッキは夢限(P-E)のみ。
④こちらが先行。
⑤相手の初期手札はレベル1、1、2、3、4で固定し、その後も常に公開されている。
⑥相手の手札はエナでもある。
⑦相手がエナの支払いやガード等で捨てる手札は、コインを3枚得るまではレベルの高いものを、コインを3枚得てからはレベルの低いものを捨てる。こちらが指定して捨てさせる場合も同じ。
⑧相手の起動効果はメインフェイズの最初に強制発動して、コインの数がレベルの数になる。
⑨相手のリミットは無限!
⑩相手の全てのシグニは強制アタックで、アタック順は空いている盤面⇒デッキのある方(こちらから見て左側)のシグニから順に。
⑪相手のターンの始め、自身の場に出ている全てのシグニを手札に戻す『回収フェイズ』がある。
⑫相手のシグニは自身のメインフェイズ中に並び替えてもよい。
⑬相手のシグニの出し方の処理順と優先度。 
 1、空いている盤面に出す。
 2、こちらのシグニを倒せるように出す。
 3、レベルの高い順番にデッキのある方(こちらから見て左側)から出す。
⑭相手のコインはシグニバリアにもなり、シグニバリアとして使用した後は裏返しにする。失われるわけではない。(※裏表が分かりやすいコインを使おう)
⑮相手の手札上限はなし。
⑯相手のプレアタックステップ開始時、相手の手札が10枚以上溜まっていたら、自動的に捨ててこちらのシグニを全バニッシュ。
⑰相手が選択する効果はダイスやルーレットで決める。
⑱夢限Eの起動効果のエクシードはシグニバリアとして使用した裏向きのコインで支払う(支払った後はルリグトラッシュに行く)。メインフェイズ中に使用可能になれば強制発動する。


こちらは案ですので、精度を上げるために、「こうした方がいいんじゃないか」というものがありましたらコメントにお書きください。そもそも成立しないよ! というご意見も大歓迎です。

WIXOSSを一人でも遊べるカードゲームにしたいです。
じゃないと『slay the spire』ずっとやっちゃうから! 明日仕事なのに!

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