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【秋田県】竜ヶ原湿原と祓川ヒュッテ(2024/06/18)

リアルタイムと1ヶ月以上も空いてしまいました。
ここからしばらく駆け足で、写真をメインにレポしようと思います。

駐車場

秋田県由利本庄市、鳥海山の登山ルート・矢島口の車道終点に駐車場とトイレがあります。
祓川園地駐車場GoogleMAP

案内板

ここは鳥海山の五合目にあたる祓川(はらいかわ)。登山道からすぐ、湿原が広がっています。

竜ヶ原湿原|由利本荘市公式ウェブサイト

初夏の花

コブシ、オオカメノキなど駐車場からの道すがらに見られた花たち。
ブナの新緑も美しいです。

祓川ヒュッテと鳥海山

ほんの百メートルほどで、祓川ヒュッテに到着。その先が竜ヶ原湿原です。

湿原に咲く花

ミネヤナギ、イワカガミ、ミツガシワ、ハクサンチドリ…かな?

竜ヶ原湿原

湿原の先には、残雪も美しい鳥海山。雄大な景色。
でも今年は雪が少なかったそうです。

マイヅルソウ

マイヅルソウの群生があちこちにありました。蕾もニョキニョキ。

簡素すぎる看板

初めて行く者には大雑把すぎてよく分からない看板。赤滝って、すぐそこみたいに思うけどメッチャ遠い。
まぁ今日は登山する訳じゃないんだけど(登山の際は地図を持って行きます)。

神社はいずこ…?

同行してくれた地元の方が「確かこのあたりに神社(祓川神社)があったはずなんだけど…」
社殿がない。
写真:左は水場のようですが、水は出ていません。

社殿がない

これは一体どうしたことか、基礎だけが残っています。倒壊してしまったのだろうか?(あとで判明します)

写真:左側に写っている黒い石版には、以下の文章が刻まれていました。

『鳥海山の「山守り」村上浅吉翁を偲んで』
六十五年間にわたり鳥海山と多くの登山者を守ってきたドド。
あの大きな手と足、そして日焼けした顔に、多くの山好きな連中が「ドド」と慕ってきた。
ランプの下で、酒を汲みながらドドと語った山小屋の一夜。愛用の尺八で山に語りかける時もあった。
「休まっしぇ」と言うドドの声が、鳥海の山肌から聞こえてくる。
また登ってくるよ、ドド!
村上浅吉翁
明治三十一年十月十日生
昭和五十三年九月十八日没

オオバギボウシやマイヅルソウや…

周辺には、オオバギボウシやマイヅルソウが群生していました。
花の見頃は7月中旬くらいでしょうか。近年は時季が早くなってきているから予測が難しいです。

ダケカンバ

おそらく雪の重みで潰れて、のたうち回っているかのようなダケカンバ。
ものすごい生命力を感じます。

雪解け水の池

社殿跡からすぐ先に湧水池がありました。
その昔は、祓川神社に祈願してここで身体を浄めてから登山したのだそうです。(竜ケ原湿原|由利本荘市観光協会 より)

ここだけ春

雪が溶けたばかりの、ここ一帯はまだ春の名残の水芭蕉やリュウキンカが咲いていました。

祓川ヒュッテ内部

祓川ヒュッテに戻って、館内を見学させていただきました。

展示物に歴史あり

数々の展示品、ひとつひとつに物語がありそうです。

まるで望郷のような

先ほどの祓川神社の石版に刻まれていた村上浅吉さんと、祓川ヒュッテの初代管理人 佐藤康さんの写真が飾られていました。
「ドド」というのは方言で「おやじ」みたいな意味だそうです。

現・管理人さんから、祓川神社の社殿は冬の間は解体して倉庫に保管されていると教えていただきました。山開き日までに、また建て直すそうです。
毎年毎年、大変だろうなぁと想像するけど、それだけ雪深いのでしょうね。

かつての風景

反射して見づらいですが、かつての祓川ヒュッテ、竜ヶ原湿原なのかな?

今回は、ほんのさわりだけ散策して帰ってきましたが、次回はちゃんと登山したいなぁ。まずは体力をつけなきゃ。

鳥海山は9つもの登山ルートがあります。どれも魅力的だけど、初心者は象潟口(鉾立)ルートがオススメ。
鳥海山登山ルートガイド

よかったら過去ブログ記事も読んでいただけると嬉しいです♪
その象潟口から登りました。山頂までは辿り着けなかったけど、7合目御浜・鳥海湖の周辺はお花畑で感動しました!
・2019年06月26日【鳥海山トレッキング~鳥海湖


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