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【旅暮らし記(2023/08/01〜08/09)】いとこファミリーがやってきた! 知床・斜里・弟子屈を案内したよ

はるばる長崎から、いとこファミリーが知床へやってきました♪
ここは腕の見せどころ(?)
初めての北海道旅行とのことで、基本的でオーソドックスな観光地を網羅しました!

※「有料記事」となっておりますが「投げ銭方式」で、ご購入御礼として記事の最後に『旅の家計簿』を掲載しております。
気に入っていただけたらサポート宜しくお願いします♪



2023/08/01(火)知床峠で満月を

ウトロのKさん宅で「今夜が最後だから」と、しこたま飲んでしまった翌朝の今日。熱中症気味なところへ二日酔いで完全ダウン。

「おついたち」だから遠音別神社に参拝しようと思っていたけど、こんな状態ではかえって失礼だ。今回は諦めるしかない…。

去年、参拝したときの記事です↓
ウトロを散策・後編〜鮭テラス、遠音別神社(2022/09/02)

K奥様が心配してメールを送ってきたり、直接クルマに来たりしてくれたけど起き上がれず(わたしは駐車場で車中泊)。
旦那さんも「出発前に足回りをチェックしてやる」って言ってくれて、ホイールあたりをトントンカンカン。
寝てるわけにはいかないんだけど、頭が重くてどうしようもない。

陽が傾きはじめた午後15時頃、どうにかこうにか起きあがれた。
とてもじゃないけど食欲もない。

差し入れをくれたご近所さんにも何とかご挨拶して、K奥様が用意してくれた御礼の品を渡して(すみません…)、跡を濁しまくっての出発。
ほんと恥ずかしい。

ホテル知床

真っ先に『ホテル知床』へ行って、日帰り入浴。
ラウンジも脱衣所も冷房が効いてる! 天国ーーー!!!

さすがホテルだけあってアメニティも充実。言うことなし。
ゲームコーナー、洗濯機、電気乾燥機もありました(宿泊者専用だと思いますが)。
もっと早く、こっちに来ればよかった。来年はそうしよう。

知床峠から羅臼方面の眺め

今日の出発にこだわっていたのは「おついたち」だからというのもあるけど、満月だからなのです。
知床峠で満月を見ようと決めていたのです。

満月になる時間は3:32。
その瞬間は寝てしまっていたけど…。
知床峠からだと、月が低い位置を移動しているように見えて不思議な気分でした。


2023/08/02(水)鷲の宿へ

知床峠の夜はとても涼しく、風が心地いい。身体もだいぶ楽になりました。

快晴だったこともあって、午後はさすがに車内も暑くなり、また観光客も多かったので峠を降ります。
そして夜よりも昼間のほうが断然ケータイの電波が弱くて仕事にならない。

羅臼ビジターセンター』に立ち寄り、駐車場でパソコン作業しつつ、その後どうしようか考える。

らうす第一ホテル』に日帰り入浴できるか電話してみたら、まさかの休み! 自動音声で「8月5日まで」とアナウンスされていたけど、いつから休んでいるのか? この繁盛期に何があったんだ。

もう1軒の『ホテル峰の湯』は、この時期は日帰り入浴を受け付けていないという。やはりか…。

昨日の『ホテル知床』があまりに快適だったので戻ろうかとも思ったけど、シマフクロウ見学に『鷲の宿』にも行きたいし…。
自分の中の予定では珍しく、「何日に、ここ」と決めている場所があって、スケジュール的には明後日まで羅臼に滞在したかったんだけど日帰り入浴できないのはツライ。
無料の『熊の湯』ではドライヤーが使えないので、髪を乾かさないと100%風邪をひいてしまう体質には厳しい。今、キャンピングカーの発電機も動かないし。

また道の駅『知床・らうす』周辺の旅館も閉館が相次ぎ、日帰り入浴できるところは『ビジネスホテル漁火』だけのようだ。ただ駐車場が狭いので、お風呂道具を持って道の駅から歩いていくのもツライ。

鷲の宿の前を流れるチトライ川

『鷲の宿』の女将さんに電話してみたら、見学・撮影も駐車場も空きがあるというので急きょ変更。
急なので夕食はなし。セイコーマートで夕飯のおかずを買って(暑いから車内で火を使いたくない)、鷲の宿へ。
この10年、ほぼ毎年お世話になっています。女将さんも変わらず、お元気そうでよかった。

宿の目の前にはチトライ川が流れていて、夕方からは涼しい風が吹き抜けて気持ちいい!

シマフクロウ観察日誌にざっと目を通して、双眼鏡をお借りして、取り急ぎ車内で夕飯をとる。

そうしたら…
眠い。
むっちゃ眠い。

あたま熱い。そして胃もたれ。やっぱり熱中症気味なんだろうか。
シマフクロウが出てくる前には鳴き交わしがあるので、それが聞こえたら起きようと少し横になっていたんだけど、20時になっても聞こえてこない。

そして… 眠ってしまった。
夜中に目が覚めたけど、具合が悪くて起きる気になれない。
シマフクロウの声でも聞こえれば起きたんだろうけど、川のせせらぎが聞こえるだけ。
ここに来て、こんなにテンションだだ下がりなのは初めて…。


2023/08/03(木)シマフクロウよさらば

朝、セイコーマートで購入した塩にぎり(2個入り)をお茶漬け風にして、温かいお味噌汁とともにいただきます。
暑い日中はついつい冷たいものばかり飲んでしまうので、涼しい朝晩くらいは温かいもので胃腸を労らねば。

鷲の宿を巣立った歴代のシマフクロウたち

『鷲の宿』の見学ハウスでパソコン作業させていただきました。
宿は谷あいにありドコモでも電波が悪いので、フリーWi-Fiがあるのは助かります。

シマフクロウ観察日誌を見たら、昨夜は21:45、22:38、23:15に来たみたい。

大好きなシマフクロウに会えるというのにテンションが上がらなかった理由は体調不良だけではありません。
最初に来たとき(10年前)はまだ健在だった初代シマフクロウペアの系譜が途絶えてしまったからです。

過去ブログ記事はこちら↓
・2013年08月30日【シマフクロウが見れる宿
・2015年10月02日【シマフクロウ一家物語~鷲の宿から~
・2015年10月05日【写真で綴るシマフクロウ一家物語~鷲の宿から~
・2017年08月22日【シマフクロウ一家ものがたり~鷲の宿から~2017
・2018年08月01日【シマフクロウ~鷲の宿から~2018
シマフクロウ物語〜鷲の宿から2022(2022/09/04)

現在のファミリー

簡単にかいつまんで説明しますと、鷲の宿(旧ご自宅)にシマフクロウが来るようになったのは30年以上前のこと。
チトライ川は上流に砂防ダムがなく、秋には鮭も遡上します。ふだんはオショロコマが泳いでいる環境の良い餌場です。

シマフクロウのペアが住み着くようになる
 ↓
毎年のようにヒナが生まれて巣立っていく
 ↓
2015年、ヒナが孵ったものの、そのあと母シマフクロウが姿を見せなくなる(たぶん死亡)
2014年のヒナ(メス)が戻ってきて、新しい奥様候補の邪魔をする。
 ↓
2016年、2014ヒナが若オスを連れてきて父シマフクロウと対決、双方とも大怪我。そのあと姿を見せなくなる(たぶん死亡)
 ↓
2017年、若オスが2014メスとペアとなり抱卵したけど孵らず。
 ↓
2018年、抱卵に失敗したものの1ヶ月後に再び卵を産み、やっとヒナが孵ったけど育たず。(このへんの調査は環境省が行ってます)
 ↓
2019年もヒナは育たず。さらにはメスがキタキツネに襲われるという大事件が勃発。メスだけでなくオスまで数カ月も姿を見せない事態に。
巣も引っ越したらしく、オスは元々の縄張りだった港に帰っていたらしい。
 ↓
2020年、大変革がおきる。2014メスが追い出され、新たなメスが来た!!(しかも足輪がついていない、環境省が未確認の個体)
ついに先代とは血の繋がりがない新しいペアに置き換わった。
 ↓
2021年に1羽、2022年には2羽も巣立つ。
 ↓
そして2023年。ヒナは孵らなかったのか育たなかったのか、姿を見せることはなく、代わりに去年の子どもが2羽とも戻って来ているそうです。

ここは完全な自然界とは言い難く、確実な餌場(給餌場)の存在は大きい。追い出された2014ヒナは、生きてはいないでしょう。そもそも食べるのに困って出戻ってきたのでしょうから。
去年のヒナが2羽とも戻ってきているのは、あまりいいことではない気がします。

* * * * *

午後から雲が出てきて雨がポツポツ降り出した。
女将さんにご挨拶して出ようと思ってたけど、帰って来ないので(宿にも観察ハウスにも誰もいない)出発したら、ちょうどすれ違って手を振ることができました。

R335を南下して標津からR244へ右折、根北峠を超えて越川橋梁を横目に中斜里〜清里と回って、道の駅『パパスランドさっつる』へ。
温泉施設併設のため混んでるだろうなとの予測通り、キャンピングカーが十台以上停まっていました。でも満車というほどではなかったので滑り込みセーフ。

駐車場の国道沿いエリアが「キャンピングカー専用ライン」になっています。フロントに「2台分とってしまうけどいいですか」と尋ねたら「大丈夫です」と許可を得たので安心して停車。

併設のパパスランド温泉で日帰り入浴。
脱衣所には扇風機のみ。鍵つきロッカー、ドライヤー、リンスインシャンプー、ボディソープあり。
露天風呂と、ぬる湯の浴槽があるのが個人的に嬉しい。あつ湯は苦手です…(サウナも苦手)。

雨が降りそうで降らなくて、ちょっと蒸し暑くて風が生ぬるい。窓を網戸にして、換気扇(ベンチレーター)を回しました。
深夜に入ってきたトラックはアイドリングしていたけど、車中泊のクルマは誰もエンジンかけてなかった。
キャンピングカーだけでなく乗用車も合わせて20台は停まっていたけど、この暑いのに窓やドアを開けてしのいでた。


2023/08/04(金)偶然の再会

今日も猛暑、斜里町市街地は北海道で一番の36℃をマーク!!
車内は32℃、湿度は60%なのが幸いだけど、暑い。暑すぎる!!
車内でガスコンロを使うのもためらわれるけど冷たいものばかり飲食してたら余計に具合が悪くなるので、セイコーマートの焼きうどんを温めて朝食を済ませる。

ちょっと移動して、いつもの『コインランドリーシドニー斜里』でお洗濯。
ここで名刺デザインを依頼してくれた方と落ち合って領収書を手渡し、仕上がった名刺を確認。気に入っていただけてよかった!

そして、隣の『DZmart』でお買い物。
入口に「節電中」と書かれてあったけど、キンキンに冷房が効いてた。
すっずしぃ〜〜〜!

って浮かれてたら、体が冷えてお腹下した。

斜里岳は見えず

この辺り一帯は一大穀倉地帯。
風が吹けば畑の砂が舞い、タイミングによっては農薬のにおい、肥料のにおいが強くなります。
写真だけでは伝わらないこともありますね。

レストランパパスの酢豚

道の駅『パパスランドさっつる』に戻って日帰り入浴。今日は外気+扇風機で涼し〜い♪

お風呂から上がってクルマに戻る途中、札幌のキャン友さんとバッタリ遭遇! 近くのRVパークに向かう途中だそうで、3台でキャラバン中でした。
「レストランで夕食を一緒にどうですか」と誘っていただいてホイホイ同席(初対面の人もいたのに・笑)
酢豚と生ビールを奢っていただいた! ご馳走様でした。


2023/08/05(土)たんじょうび

昨夜から雨が降り、急に涼しくなりました。
太陽を覆い隠す曇り空、20℃。昨日との気温差、16℃!

恥ずかしながら、今日は誕生日です。
「この涼しさは天からのプレゼントだわ」と思える、おめでたいわたし。

道の駅パパスランドさっつる

昨夜お会いした札幌のキャン友さんからメールが届く。SNSで今日が誕生日と知って、キャンプに誘ってくださったのです。
ありがたいけど、今夜は一人で物思いに耽ると決めているのだ。
楽しそうだな〜、美味しいものたくさんあるんだろうな〜、なんて言わない。言わないもん!

そば処らいうんのとろろ蕎麦

斜里に来たら、やっぱり行っちゃう『そば処らいうん』(リンク先は『食べログ』です)。
夏休みシーズンだから混むだろうと電話で「13時に行きます」と予約をしておいたのですが、珍しく今日は暇だったそう!
蕎麦の盛りが、ちょっと多かった。ラッキー♪

たまたまなのか、わたしの本のプロフィールを見て今日が誕生日と知って(覚えて?)いて、ヒグマとエゾシカの缶詰や家庭菜園のトマト、自家焙煎のコーヒー豆をプレゼントしていただいちゃいました!

さらに! 娘さんがご自宅に招いてくださって、旦那さんとも対面。よくよく話を聞いていると、どんどん斜里界隈の知り合いが繋がっていく(笑)

「うちでP泊していけばいいのに」と言ってくださったけど、今日は誕生日なので大切な場所で停泊すると決めていたため、泣く泣く辞退。
大盛りのお蕎麦を食べた後だったから、勧めてくれた炭火焼きのサクラマスや美唄焼き鳥などもお腹いっぱいで食べられず…。
お土産に包んでくれて、ソウルフード「でんぷん団子」もいただきました!
色々とありがとうございました!

* * * * *

いつもの『グリーン温泉』で日帰り入浴。もう何度目の登場か分からないけど書きます。脱衣所にドライヤー1つ、籠ロッカー、冷水機、綿棒あり。洗い場にリンスインシャンプー、ボディソープあり(シャワーが鉄くさいのは温泉成分ではなくサビかも)。紅茶色のモール泉は「ナトリウム-塩化物泉」。源泉かけ流しの、あつ湯。サウナ、水風呂あり。

そして今夜の停泊場所は『来運公園』です。来運神社と湧水池のある、お気に入りの場所なのです。
誰もいない、川のせせらぎだけが静かに流れる優雅な時間。

「寝てしまえばそれまで」?
いえいえ、そうではありません。
この“氣”に包まれての就寝は、とても贅沢なのです。

それに、来運の語源であるアイヌ語の「ライクンナイ」とは「死者の沢」を意味し、アイヌ文化では死者 =「恵みの神の後継者」「生者に知恵や恵みを授ける存在」という意味を内包しています。
この世に生み出してくれた両親、ご先祖様に感謝しながら過ごすのに適った聖地なのです。


2023/08/06(日)いとこファミリー合流

森林特有の、しっとりした空気が冴える朝。
来運神社に参拝して、水神様にもご挨拶して、日本酒をお供え。
無事に、またひとつ年齢を積み重ねました。

来運公園の水神碑

雨が降ったり止んだりだけど、今日も涼しい。
湧水を汲んで、周辺を散策。今日はカワガラスはいませんでした。

斜里町旧役場庁舎 → 旧 斜里町立図書館

昨年はじめて知った『葦の芸術原野祭』、今年も見に来ました。
去年はタイミングが合わなくて見られなかった、最上階の物見台に登ることができました!

・【写真記】葦の芸術原野祭 ASHIGEI 2023(2023/08/06)

過去note記事↓
葦の芸術原野祭-ASHIGEI-2022(2022/08/27)
北のアルプ美術館(2022/08/27)

昨日、教えていただいたテレワークセンター『しれとこらぼ』も外観だけですがチェックしてきました。
どうにかキャンピングカーも停められそうだし、来年はここを利用しよう。

* * * * *

今日も道の駅『パパスランドさっつる』で日帰り入浴。ここで長崎の親戚と待ち合わせ!
長崎からの直行便がないため羽田で乗り換えて釧路空港に降り立ち、レンタカーで到着。従姉妹と、その息子くん(中学生)&娘ちゃん(小学生)の3人です。(パパさんはお仕事)

当初は阿寒湖に2泊、清里に1泊の予定だったのだけど、台風の影響で雨予報だったため「雨の日のテントはツライ」と清里の『知床ごんた村』コテージに3泊することにしました。
わたしはキャンピングカーに車中泊。

バーベキューセット4人前

あらかじめ予約しておいたバーベキュー用のお肉(サチク麦豚&知床鶏)と野菜。野菜は知床ごんた村で栽培しているもので、まさしく産地直送の新鮮採れたて!
そして、なんとサフォークの差し入れをいただきました!
ありがとうございます!!

バーベキュー台と炭もあります

バーベキュー棟はビニールハウス風になっているので雨風もしのげて助かります。バーベキュー台と炭、軍手やトング、紙コップに紙皿など一式あるので手ぶらでOKなのも嬉しい〜。

みんな、サフォークにそんな興味なさそうだったのに、わたしの口に1枚しか入らなかった(涙)←大人げない


2023/08/07(月)弟子屈観光ご案内

昨夜、かなりバタバタと大きな音をたてて雨が降ったけど、どうにか朝には上がってくれた。
何より涼しいのがいい! あの猛暑が嘘のよう!
これも日頃の行いがいいからね♪

右下がスベリヒユ

軍手をはめてハサミを持って、お野菜の収穫体験。
知床ごんた村では、ハウスでトマト、ナス、きゅうりなどを栽培しています。
毎朝、収穫したお野菜を『知床ごんた村 豊倉店(レストラン)』併設の直売所で販売していて、もちろんレストランでも使用してます。

ハウスの内外に立派なスベリヒユが生えていて、思わず「これ、採っていいですか?」と聞いたら「それ食べるの?!」と驚かれた。
若い職員さんは「どこにでも生えてくる、敵でしかない」とまで(笑)

さっと湯がいてタタキにしてポン酢で食べると、ねばりも香りもよくて美味しいんですよ。
「食べてみます?」
「いや、いいです」
即答かよ!(笑)

屈斜路湖で砂湯掘り

さて、レンタカーはわたしが運転して観光へレッツ☆ゴー!
いとこファミリーは特別「ここに行きたい」という希望がないとのことだったので、清里からの距離などを考えてルートを決めておきましたよ。

まずは屈斜路湖の砂湯です!
ここに来たら『屈斜路湖砂湯レタラチップ』で温泉むしタマゴを買わねば♪
ベンチに座って、いきなりタマゴを食べるわたし(笑)

従姉妹と娘ちゃんは、アヒルボートに挑戦。
ぜんぜん進まない。波に翻弄される二人。桟橋から10mくらい離れただろうか?(笑)

続いて砂湯掘り。レストハウスでスコップを1つ300円でレンタルして、いざ開始。
ぜんぜん熱くない。場所が違ったみたい? 他の人が掘った跡を掘ってみたら、今度は熱い!
椅子が置いてあったので、そこに座って足湯。湖の水が入ると冷たい、でも後ろから湧き出る温泉は熱い! なかなか適温とはいかなかったけど、それもまたいい思い出。

川湯 硫黄山

続いて川湯温泉郷近くの硫黄山(アトゥサヌプリ)へ。
もくもくと蒸気が噴出しているので、風向きによっては気管支系が弱いわたしは近寄れない。ゲホゲホ。

ここのレストハウスの軽食コーナーがリニューアルオープンしてたけど、温玉ソフトクリームが600円に値上がりしてた!
前回(6月)美味しかったから食べたかったけど…これからランチだから我慢。

(左上)川湯温泉駅(右上)摩周の森(左下)行者ニンニクのバケット(右下)キーマカレー

ランチは川湯温泉駅内のレストラン『オーチャードグラス』と決めていたけど、まさかの休み!
ほかに知っているレストランというと豚丼の『くまうし』か蕎麦の『福住』か、先日キャンプした『オートキャンプ&レストラン摩周の森』。
自分だけなら新規開拓してみるのもいいけど、せっかくの旅行、ハズレは引きたくないよね。メニューが豊富で色々選べる『摩周の森』へ行きました。

カレー好きなのでキーマカレーをオーダーしたのですが…
「キーマカレーお待たせしました」と持ってきたのは、スープカレーみたいなシャバシャバなカレー。
キーマカレー? これが?
でも、はっきり「キーマカレー」って言ったよな…。
美味しくないわけではなかったけど、釈然としない…。

摩周第一展望台

続きまして、摩周湖を一望する『摩周第一展望台』。王道の観光コースです。
駐車場料金は硫黄山とセットなので無料になります。(どちらかの駐車場でチケットを購入すれば両方入れる。500円。有効期限は翌日まで。)

第一展望台に来るのは久しぶりです。リニューアルしてから初めてかな?『摩周湖カムイテラス』は、まだなかった。
そしてシマリスへの餌やりは、なくなってた。やっぱりね、国立公園であれはルール違反だよね。指導が入ったんだろうな。

摩周第三展望台〜裏摩周は霧で真っ白だったためスルー。
近年は「霧の摩周湖」の方が珍しいと言われてるけど、第一展望台だけ晴れてるというのも珍しい?

神の子池

道道1115号線(摩周湖斜里線)からダート道を約2km。
摩周湖の伏流水が湧き出ている、碧色が神秘的な『神の子池』も外せません。

オショロコマが生息しているのは有名ですが、大きな魚がいるのを発見。ニジマス?サクラマス?が遡上してきていた! 目にしただけで3匹ほどいました。ここで、こんな大きな魚を見たのは初めてで、ちょっと感激してしまった。

ところで、従姉妹の息子くんはトイレが大事。そうだよね!
「ここのトイレが一番やばかった」
そうだよね…(笑)
トイレがあるだけ有り難いんだけどね。

ピントが合ってなくてスミマセン

ラストはサクラマスの遡上が見られる『さくらの滝』。
地元の人から「午前より午後のほうが跳んでる」と聞いていたので、ルート設定を最後にしておいたらビンゴ!
例年なら8月にはポツポツしか見られないのに、バンバン跳ねてた!

遡上のピークは7月。
神の子池と同様、駐車場からすぐだしスマホでも映るくらい近くで観察できるのでオススメです。

* * * * *

日帰り入浴は、今日も道の駅『パパスランドさっつる』。滞在している『知床ごんた村』までは、約20kmです。
帰りがけに「北海道のコンビニ」セイコーマートにも連れていきました(笑)

今夜もバーベキュー♪

そして今夜もバーベキュー。
スーパーでサクラマスが売っていて、「さっき、滝でジャンプしてた魚だよ」と教えたら従姉妹が購入。
サクラマス、うまい! と感動してました。

ところで今朝、従業員さんが空き缶の量を見て「けっこう飲むんですね」って言ったらしい(わたしは寝てた)。
女二人で350ml缶…いくつだったっけ。セーブして、ビールだけにしておいてよかった!(日本酒は飲んでない・笑)


2023/08/08(火)知床観光ご案内

天気予報では昨日も今日も小雨か曇りだったのですが、昨日は持ってくれたし今日も降らないことを祈りながら出発。
『天に続く道』も行こうかなと思っていたけど曇天で景観が今ひとつだろうから、スルーしてウトロ方面へ。

オシンコシンの滝

知床八景のひとつ『オシンコシンの滝』へ。
「あの上、どうなってるの???」って思うよね!
ドローン映像を見てみたい。

売店で『熊の脂』を発見! 今やなかなか手に入らないので、即購入しました。怪我や火傷など皮膚トラブルに効くんですよね。

* * * * *

従姉妹ファミリーは羅臼から出港のホエールウォッチングクルーズを予約しているので、ウトロの道の駅はスルーして、まずは羅臼を目指します。
ウトロの海が穏やかだから「欠航しないよね〜?」って思うけど、知床岬を挟んでウトロと羅臼ではまるで天候が変わるのです。

知床峠が近づくにつれ、もくもくとガスってきて… 羅臼岳も見えないほど真っ白に。
風も強いし、クルマから降りる勇気もなく(視界ゼロだし)知床峠もスルーして羅臼の道の駅へ。
霧は晴れてるけど、クルーズの欠航が決まったと連絡が入りました。(就航の2時間前)

さぁっ、予定変更だ!
こんな天気だけど道道の終点・相泊まで行って海岸沿いを歩いて、帰りに相泊&セセキの天然露天風呂を見るか?
それともウトロ側に戻って岩尾別の“地の涯”に行くか、どっちにする?

満場一致で岩尾別へGO!
その前に、羅臼のセイコーマートでお昼ごはんを購入。この先、お店はないからね。(羅臼でランチするには早かった)

相変わらず真っ白な知床峠を越えて、岩尾別へ。

この間、心のなかで「ヒグマが姿を現してくれたらなぁ」と密かに願ってました。
知床ではヒグマ渋滞も起きたりして、決してヒグマが人前に現れるのは良いことではないのだけど…、せっかく人生初の知床、エゾシカやキタキツネを見ても感動しているのだから、きっともっと喜ぶだろうなぁって。
クルマの中から安全な距離で見えるような、そんなうまいことないかなぁって。

いとこちゃん、上手に撮れてる!

そしたら。いたのです。
運転席からは見えなかったけど、道路から河原の方に下がる土手のようなところを歩いていました。
ちょっと遠かったけど、望遠がきくニコンCOOLPIX P900を貸して写真を撮ってもらいました。

「ヒグマ見れたー!」「本当にいるんだ!」
北海道のシンボル的存在とも言えるヒグマ、やっぱり本物を目の当たりにすると感動も大きい。
図らずも願った通りのシチュエーションで見ることができて、何にか分からないけど感謝しきりでした。

(左)三段湯(右)滝見の湯

道の終点、『ホテル地の涯』と羅臼岳登山口の駐車場にクルマを停めて、歩いて『三段の湯』と『滝見の湯』を見に行きました。
何の仕切りもない超露天風呂ですが、たまに登山者が汗を流していることがあるので注意が必要です。今日は誰もいなくてよかった。

『滝見の湯』は、草木が生い茂っていて滝は見えません。初めて来た十数年前から見えないし、この先は通行禁止なので滝を見に行くこともできません。ほんの100mくらいなのですが。

山小屋『木下小屋』へもご挨拶に立ち寄りました。たぶん、今年ラストの訪問だから。
ご主人が従姉妹ファミリーに、蛇の抜け殻(完品!)と、鹿の角(一対!)をプレゼントしてくれました!
立派な角で、けっこう重かったけど息子くんは大事そうに抱えて持って帰りました。

ご主人の愛ウサちゃんとも触れ合えて、楽しそうでよかった。
ありがとうございました!

知床五湖の案内図

本日のラストは『知床五湖』。駐車場料金は普通車 500円ですが、たぶんキャンピングカーだと大型車料金になるので(空いていれば普通車料金かも?)、ここ何年も来ていません。
17時以降だと無料になるので、夕暮れ時の高架木道を歩いた記憶はあります。

ヒグマ出現多発地域なので五湖めぐりコースは閉鎖されていましたが、高架木道は電気柵で囲われているので閉鎖されることはまずありません。

高架木道からの景色

歩くのがキライな息子くんを「さぁっ、あそこまで歩くぞ!」と鼓舞しておきながら、自分が撮影に夢中になってビリッけつ(笑)

野草の白い花の丘、エゾシカの親子がのんびり草を食む姿にほっこり。

ヒグマの親子

一湖のデッキに着いた時、にわかに歓声が上がり、何事かと目を向けると…ヒグマの親子がいるではありませんか!

一湖展望台のそばまで歩いてきて、居合わせた20〜30人ほどが釘付けに。
職員さんも見守るなか、みんなマナーよく静かに(思わず声が出るシーンもあるのは仕方ない)見入っていました。

子熊かわいい!
こんな近くで見れるなんて!!
従姉妹ファミリーも写真を撮ったりしてたけど、子どもたちよりわたしたち大人の方が興奮してた(笑)

ちょうどヒグマの親子が森に入っていったタイミングで雨が降り出しました。雨が降るとは思っていなかったので何も準備していなかったわたしと違い、従姉妹はちゃんと折りたたみ傘を用意していた。さすが!
カッパを貸してもらってカメラを守りつつ、そそくさと退散。

それにしても姿を現してくれてよかった!
わたしが一番、感動してたかも(笑)

* * * * *

帰りがけに斜里町の『ビックマートみたに』に立ち寄り、お買い物。
今日は海鮮三昧よ!

そして今日の日帰り入浴は『斜里温泉 湯元館』にしました。2日連続パパスランドだったので、違う温泉もいいよねと。

ガチャガチャの券売機、面白いでしょ〜って。自分も先月、知ったばかりなのに。
入館したら、〈第1浴室(ぬる湯)〉が工事中!
あつ湯苦手なのに〜〜〜。

まぁ先月は入らなかったから、試しに。
見たところ同じような作りの〈第2浴室(あつ湯)〉。廊下に貴重品ロッカー(100円コインリターン)。脱衣所にドライヤー1つ。洗い場は4箇所、リンスインシャンプー、ボディソープあり。

シャワーの温度が定まらなくて、あつっ!、つめたっ!!って騒ぎながら入浴。意味もなく笑い転げるお年頃の小学生が楽しい。他に入浴者もいなかったし、心置きなく笑う。

そして、上がったら…〈第1浴室〉がオープンしてた!
なんというタイミング?! もしかしてシャワーの温度が不安定だったのって、工事してたからなのかも?

最終日もバーベキュー(笑)

今夜もバーベキュー。3夜連続。
昨日も今日も夕方になって「バーベキューセットお願いします」って電話しました。先に言っておけよと思われたことでしょう…。

従業員さんにお土産を渡したら、お返しにとトマト・ナス・とうきびをいただいた!
わ〜〜〜い!! 焼こう焼こう!!!

従姉妹は特にナスがお気に入りで、ほかの家族が誰もナス好きじゃないから普段は食卓に出さないけど、これからは自分だけのために料理するって言ってた。いいぞ!

『ビックマートみたに』で、ホッキ貝が食べたくて貝を剥がしてもらって、あとの刺身だけ頑張りました。
マス白子はホイル焼き、ホタテ、エビも焼き焼き。
海鮮が苦手な息子くんには、お肉を焼き焼き。
そして奮発したウニーーー!

3日連続のバーベキューも楽しかった。
最終日の今夜は日本酒もちょっぴり。ちょっぴり?


2023/08/09(水)釧路空港までお見送り

うってかわって今日は蒸し暑い!
数日ぶりに暑さが戻ってきただけでなく、もわ〜〜〜っと湿度が高くて汗がダラダラ。なんだ、この天気?!

コテージの中には備品類などの設備は何もありません

3泊お世話になった『知床ごんた村』の内訳は、以下の通り。

コテージ1棟1泊 10,000円、バーベキュー台(炭、紙皿など込)3,000円、収穫体験 子ども1,000円(野菜込)。わたしの車中泊はサービス。

皆さん、とても親切でフレンドリーに接してくれて、気負わずリラックスできました!

次回はピザも焼きたい!

雨予報だったこともあり、炊事棟とバーベキュー棟が大活躍しました。
炊事棟はスーパーハウスだしバーベキュー棟はビニールハウスっぽくなっていて雨風の心配もないし、屋根付きの通路で繋がっているので助かりました。

結局、五右衛門風呂は使わなかったです。沸かすのに2時間くらいかかるからなぁ。
もっと時間があれば釣り体験もしたかった。

* * * * *

近づいてくる台風、天気予報とにらめっこしながら、どうやら釧路→羽田までは飛ぶ。羽田で数日は足止めされるけど、休暇をもらったと思って東京を満喫しようとモチベーションを上げる従姉妹。その意気だ!

釧路空港までお見送りに行こうと向かったけど、キャンピングカーRocky21がゲートをくぐれそうになかったので車中からバイバーイ!

そのまま釧路市街地へ。
いつもの『大喜湯』で入浴後、『コインランドリー春採ふんわり館』でお洗濯しつつ『イオン ザ・ビッグ春採店』でお買い物。この3店舗は徒歩圏内に集まっているのでホント便利。ダイソーもあるし。

歳のせいか暑さのせいか熱っぽかったので、晩酌(するんかーい!)後は早めに就寝。おでこに冷えピタ貼って、クール枕でぐっすり眠れました。


GoogleMAP

ウトロ〜知床峠〜羅臼〜根北峠〜清里〜札弦のポイント
8月7日のドライブルート(弟子屈〜清里)
8月8日のドライブルート(知床)
斜里町市街地のポイント


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