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愛するってなんだろう。「失恋フェス2019」閉幕。

2019年10月5日、失恋フェス2019が閉幕した。

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20~29歳の日本における自殺者は228人。その動機として一番多かったのが失恋である。(平成30年厚生労働省の調べ)
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”失恋”というとても繊細でプライベートな出来事を取り扱った「失恋フェス」とは一体なんだったのだろうか。

一言で表すと、明日の自分に少し期待をしちゃう、そんな一日になったんじゃないかと私は思う。

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2019年6月2日に行なった「失恋博物館in広田町」では、展示された誰かの大切な”モノ”と対峙することを通して、自分の過去の恋や愛を見つめ直す場をつくった。

展示されたモノ達と一日中一緒にいさせてもらった館長の私はそこでこう思った。
「これだけ十人十色、多様な恋愛のストーリーがあるならば、恋や愛との向き合い方って人によって異なるはず。自分自身に合う愛との向き合い方を模索できるようにしたいな」

そんな想いでやってみた、失恋フェス。
恋や愛と向き合える場を様々作りたくて、結果、12個のコンテンツが出来上がった。

<メイン>
①愛だとか恋だとか、失恋カフェ
②キミだけの愛を見つけろ、お宝探検隊
③本当の気持ちで自分と向き合う、愛のワークショップ
④好きだったとこぼしてしまおう、失恋bar
⑤涙で全てを洗い流す、星空ナイト

<サブ>
a.ゆっくり愛を語るコーヒーブレイクby館長
b.心の琴線をくすぐるあの日の音楽堂byパフォーマー
c.恋とか愛とかトークタイムbyフェス運営者達
d.しゃべり場byアミーゴの皆さん
e.愛のスパイスカレーby土曜日のカンパネラ
f.恋を読んで愛を綴れ、あなたの書斎
g.夏の終わり、線香花火

そうです、当日はとてもカオスになりました。笑

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失恋フェスといいながらも、失恋を乗り越えよういえい‼︎とかそんな軽いノリには絶対にしたくなかった。
(というか、そもそも失恋は乗り越えるものではなく、受け入れて自分のものにしていくものだと私は思っている、これについてはもっと詳しくきちんと書きたい。)

人を好きになれば、誰しもが大小関わらず経験してしまう"失恋"という辛く苦しい出来事と向き合うことを通して、
自分の弱さを認めて愛おしく思えるようになったり、自身の存在の尊さに気づけたり、自分にとっての愛のカタチをみつけたりする。


そして、自分の人生を、自分自身を、より深く愛するきっかけを、来場者の皆さんには得てもらう時間になってたらいいなと思います。

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館長である私自身は、というと、
来場者のみなさんと恋だとか愛だとかについて語り合えたこと、一人ひとりが心の向くままに素敵な空間を楽しんでくれたこと、来場者みんなの失恋というかけがえのない大切な経験があったからこそ出来上がった”失恋フェス2019プレイリスト”を良いスピーカーで心地よく聴けたこと、
ただただ一日中幸せでした。

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つい数ヶ月前までは、約2年間も引きずってしまっていた、よかったなんて口が裂けても言えない言いたくない辛く苦しい出来事だった、失恋。

今は、あの出来事があったからこそ、
素晴らしい人たちとの新たな出会いや自分を見つめ直すきっかけを得ることができたと思ってます。

今ならば、元恋人に、出会ってくれて一緒に時を過ごしてくれて、ありがとう、どうかお幸せに、と心から願える気がする。

失恋、なんて、苦しいから辛いから、
見て見ぬ振りをして、過去をすっぽりと忘れた振りをしても、全然いいんです。
でも、蓋をしたあの時の自分の気持ちをちょっと覗いてみる。
少し狂気的かもしれない、相当な変態かもしれない。
けど、きっと、新しく見えてくるものがある。

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その恋を想い出と呼ぶことにした。

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