見出し画像

情報の価値

 喜多仲ひろゆさんに、ご紹介をいただきました。

 コメント欄に書くと長くなってしまいそうなので、まずはこの場でお礼を申し上げます。ご紹介いただき有難うございました。

 そして、有料記事を出していることに一抹の申し訳なさというか、後ろ暗い気持ちが確かにまだ私のなかにあるのは事実です。「全方向に、ケンカを売っていくスタイル」とのことで、いつそれを言い当てられるかとビクビクしながら読んでしまいました。

 有料記事を快く思っておらず、反対されている方の考えも、よく判ります。たしかに私自身、眉をひそめたくなるような高額商材の記事をときどき見かけます。SEOに熱心なブロガー・アフィリエイターの「月収◯万円を稼ぐワザ」とか、就活生の不安を煽るような「◯◯業界必読マニュアル」とか、競馬・競輪・競艇などの「必勝! 中山11R予想」とか。

 実際、長文記事の有料公開については私も悩みました。それなりの労力とノウハウを注ぎ込んだからこその有料公開でしたが、そんなのはあくまで私個人の尺度によるものであり、単なる身勝手です。無料で良い記事を書かれている方は、他にいっぱいいらっしゃいます。そもそも編集者といっても自称なだけで匿名ですし、どこの馬の骨が書いたのかも判らない雑文です。紙媒体ならば担当編集者、およびデスクや編集長、校正者らの複数の目を通ってきていますが、noteではそうとは限りません。

 だから、返金機能が実装されてようやく踏ん切りがつきました。

クズみたいな記事を「甘言に惑わされて」買ったはいいものの、「全っ然、役に立たないぞ! 運営は何やってんだ!」って

 まさに、結果的にそう言われてしまうのが心苦しかったからです。覗いてみて「合わないな」と思った場合にすぐ返金できるようであれば、失望されることもない。実際、返金なさった方もいらっしゃいました(ダッシュボードのログを遡れば見られるようになっていますが、一応その方の名誉のために、どなただったかお名前は強いて覚えないようにしています)。

 やろうと思えば、記事を購入して本文を別のテキストファイルにコピペして、直後に返品するだけで実質無料です。万引きし放題です。なんなら、転載・転売もし放題でしょう。だからある意味、ほとんど無料の状態で野晒しのまま置いてあるといっていいと思います。
 そのことは先刻承知のうえで「返金可」に設定したのは、結局のところ小説家を目指す人たちの良心を信じていたかったから、なんて書くのは恰好つけすぎですね。


追伸

 もし喜多仲さんがこの記事をご覧になっていて、ご興味があるのなら、私のTwitterのDM宛てにでも、フリーメールの捨てアドで構いませんのでアドレスをお送りください。ご参考までに『小説の書きかた』のnoteをお贈りします。

サポートは本当に励みになります。ありがとうございます。 noteでの感想執筆活動に役立てたいと思います。