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小説のメカニクス

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一編集者の創作論をまとめています。
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2020年2月の記事一覧

プレゼント企画やります

 拙作『小説の書きかた私論』のビュー数が、気づけば単独で1,000を超えていたので、このたび…

読む人
4年前
20

ペンネームについて

 少々愚痴めいた話になる。  本が売れないというのは折に触れて書いてきたことですが、売れ…

読む人
4年前
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トリックは有限

※以下、曲がりなりにもミステリとして書いた拙作のネタバレを含みます。  過去三作の短編ミ…

読む人
4年前
19

タイトルについて思うこと

 Twitterアカウントを持って「小説家になろう」や「カクヨム」に膨大な数の作品が投稿されて…

読む人
4年前
48

【小説感想】 たまにはメタ的な内輪ネタも

 悪くないだろう。  はつみさんの新作『用心深さ(ショートショート)』の話。  メタ的な…

読む人
4年前
21

物語の因果関係

『鬼滅の刃』の快進撃が止まりません。  これに関連して、興味深いnoteを読んだのでご紹介し…

読む人
4年前
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今日も書こう

 先日のnoteで「本当はアイディアが新鮮なうちに一気呵成に書き上げてしまえればいい」と書きました。  でも実際のところ、これは理想論であって、文章という物理的な生産量に限りのある表現媒体をあえて選んだ以上、音楽を演奏するようには、定められた時間内に定められた音数で美しい表現をすることは叶いません。長編になればなるほど、間を置いて書き継がないことには、いずれどこかで破綻してしまう。  文章の執筆を音楽の演奏と同じように捉えて、いわゆる「憑依型」というんでしょうか、演奏・演