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【月面市民のための工学】土木工学からみた月面太陽光発電

勤め先の金沢工業大学は教育でよく知られているが、実は研究面でもとても面白い取り組みが行われている。

今回ご紹介するのは環境土木工学専攻の大学院生が取り組んだ月面太陽光発電の研究だ。

月面基地で20名が生活するとしたら、どれぐらいの電力が必要となり、それをまかなう太陽光発電施設はどこに設置したらいいのか?

研究テーマ自体がとても現実的だ。当然、月面の地盤デーが必要となるので、学生自らJAXAに頼み入手した。

私自身、この研究を聴いたとき、はっとしてしまった。

土木工学は英語でCivil Engineeringと書く。「市民のための工学」である。今はまだ人類が住んでいない月面だが、アルテミス計画が進んでいるように、もうしばらくしたら「市民」が住むのは当たり前となってくる。そのためには地球と同様に月面でのインフラ整備が必要となる。まさに「月面市民のための工学」である。

研究の概要は上記の動画とあわせて以下の記事を参照していただければと思う。


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