note はじめました

何を書くのかも決めずに、とりあえず「note に長文のテキストを綴る」という目的だけ先行したまま note のエディタを初めて開いています。結果この書き出しまでに 10 分近くも費やしてしまっているのですが、こういうのは一度書き始めてしまえば案外スルスルと出てくるものだと、30 年の経験がそう申しておりますので、素直に従ってみています。こういった気取った文体も、半ば脳死の状態でタイプしているうちになんとなくそうなってしまいましたが、続けていけばそのうちどこかに着地すると思うので、今は深く考えないことにします。

最近、人と話すことがめっきり少なくなりました。基本的には、週に一度の会社のリモート会議で数名と話す程度です。仕事はフルリモートで、たまの外出の用事といえば近所のスーパーに食材を買いに行くくらいなので、週に顔を合わせる人の数でさえ片手に収まると思います。人の声を耳にする機会が本当に少ない。

そんな生活をしているせいか、仕事の後や寝る前に見ている YouTube の動画から聞こえてくる人の声がやたらと印象に残ります。ここ最近はゲーム実況者の牛沢さんの動画にハマっているのですが、牛沢さんの実況の言葉選びと声のトーンはどこか安心感を覚えると言いますか、ずっと聞いていたいなあって思うんですね。笑い声めっちゃうるせーが。飾らない語り口、ゲームへの愛を感じるコメント、動物が好きなところ、頭良さそうなところなど、好きなところを挙げていくと結構ありますね。

それでちょっと話は変わるんですが、その牛沢さんが「DETROIT: BECOME HUMAN」というゲームの実況動画を投稿していて、実はそれを見て以来そのゲームの物語にどハマりしています。物語の舞台設定は、人間と区別のつかないほど精巧に作られたアンドロイドが社会に広く普及した 2038 年のデトロイトで、変異体と呼ばれる「人の感情を模倣する不具合」を持ったアンドロイドが史上初めて人間に危害を加えるというセンセーショナルな事件から物語が始まります。

このゲームがすごいと思うのは、物語の分岐の数が半端ないという点ですね。そしてそれぞれの分岐にめちゃくちゃ凝ったムービーが用意されているんです。それでいて、どんな分岐を選択してもシナリオとしての破綻がないという。すごない? どんだけシナリオのフローチャート入念に作り込んだんでしょうね。実況を見始めたときは「作り込まれた映画を見ているようだな」と思っていたんですが、自分の行動の一つ一つが結末を変えるっていうインタラクティブ性があって、それでいてどんな選択をしてもちゃんと説得力のある展開をしてくれるので興ざめすることがない。ゲームと映画の良いところが見事に調和した作品だなと感じたのでした。

余談ですが、学生時代に人工知能関連の研究をやっていた身としては、人工知能が現在の進化の延長線上に「感情」を獲得することは無いだろうと思っています(ここはうっしーも同じ考えでしたね)。現在の人工知能は、数理モデルと統計的アプローチによるモデルパラメータの最適化によって知能的な振る舞いを学習するので、感情を学習するには感情を数理モデル化する必要がありますが、ここに大きな課題があると個人的には思っています。

さてさて、また話は変わりますが、うちの子・「ちゃんさつ」こと菱持さくらちゃんが、新しくカバー曲を収録しました。People In The Box の「かみさま」という曲です。People In The Box にはピアノを使った曲もありますが、この曲はゴリゴリのギター曲。ちゃんさつのカバー演奏動画は、思い立ったその日に曲を決めてすぐさま収録する「パッション最優先」制作スタイルなので、アレンジを考える時間はないのです。そのため収録では、頭の中で原曲を再生して、それを追いかけながら即興で鍵盤を叩きます。最後の方とかちゃんと覚えてなくて、結果原曲と全然違う構成になってますが、ご愛嬌ということでお願いします。

そういえば、この「聞いたことある曲だいたい弾ける能力」を持っている知人が何人かいるのですが、この能力についてもいつかノートに書きたいなと思っています。

今日はこの辺で。続くかな〜、続くと良いな。

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