リーダーシップ

今日は、リーダーシップについて書いてみようかなと思います。リーダーシップについて書くといっても、優れたリーダーになるための指南書のようなものではないです。これまでリーダーの下に就いたり、あるいはリーダーになったりした経験から、思ったことや気付いたことを書くつもりです。

僕がこれまでに出会ったリーダーについて思い返すと、小学校の通学班の班長、吹奏楽部の部長、生徒会の会長、合唱団の団長、バンドサークルの会長、バンドマスター、会社の社長、会社の開発チームのリーダーなど、結構たくさんのリーダーがいたということに気付きます。その中で、全然印象に残っていない人もいれば、多くのメンバーに支持されていた人もいますし、逆にかなり不評だった人もいます。

支持されていたリーダーに共通しているのは、やっぱり「人柄の良さ」だなと思います。そして支持されるリーダーがいた組織は、メンバーの帰属意識が高くみんな「リーダーを支えよう」というモチベーションを持って動いていたのも印象的でした。それと、(曖昧な表現ですみませんが)「人柄」以外に突出したスキルがある人もいれば、そうでもない人もいるというのも面白いところです。

逆に支持されていないリーダーについては、共通して所属するメンバー同士の関係がギスギスしていて、ポジティブな会話がなかったような気がします。共通の目的が共有できていないから、個々のメンバーが自分の目的のために行動して衝突し合っていたのかなと思います。大学時代のバンドサークルは完全にこれでしたね。

これからする話は、僕個人の資質との相性に依るところが大きいかもしれないんですが、僕がこれまで出会ったリーダーの中には、強烈に「支えたい」と思った人が何人かいます。その要因となったリーダーの行動はいくつかあるんですが、その一つが「僕の目標ややりたいことを丁寧に聞き、共感を示し、実現のために組織に働きかける」というものでした。めちゃくちゃ嬉しいんですよね、存在を認められている感じがして。さらに「もし上から何か言われたら私が守る」って言ってくれたリーダーもいて、こういうことされるともう忠誠を誓わざるを得ないわけです。もう一つは「個人的な目標や理念、悩みを打ち明ける」っていう行動。これはするリーダーとしないリーダーはっきり分かれますが、僕はこれされるのすごい嬉しかったんですよね。これらのリーダーは全員前の職場のリーダーなのですが、支えたいと思っている人のために何ができるか考えて自主的に動けることは、「働きやすい」という感覚にも繋がっていたような気がします。

そんなリーダーからの愛を受けて育ったしそじろう青年がリーダーをやるときに大切にしているのは、「一人ずつ関係を丁寧に作っていくこと」「個々のメンバーの強みを活かすこと」「メンバーへの愛と信頼を行動で伝えること」「隠し事をしないこと」です。これらについては語りたいことも色々あるんですが、無限に時間を取られるのでまたの機会に。

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