The Moments In Between

うちのさくらちゃんの全部ひとりでカバーしてみたシリーズ『菱持さくらのいっぴきカバー』の新作が公開されました。曲は The Reign Of Kindo の The Moments In Between。今から 10 年以上前にこの曲を知ってから、好きな音楽ランキング第 1 位をかなり長い期間独占していたのがこの曲です。

複雑なリズム(3/4 拍子、4/4 拍子、6/8 拍子の解釈が同居する)はこの曲の大きな特徴ではありますが、僕が最初に心を奪われたのは、音楽のあらゆる要素が同期的に、そしてダイナミックに展開していくその表現の緻密さと、熱量の高さです。オーケストラのような音圧の緩急。楽曲全体の熱量とともに艶やかさを増しながら歪んでいくヴォーカル。複雑な骨組みを持っていながらにして、全体の質感は情熱的でエモく、メロディはキャッチーでありどこか懐かしさすら覚える。本当に唯一無二の楽曲だと思うのです。

「最後のサビの前のサビで急に楽器を減らす」以外のダイナミクスの付け方ってたくさんあるんだぞ、と思い知らされます(白目)

こちらがオリジナルです。ああ~ヤベ~~~~

なお、最近の The Reign Of Kindo はかなりフュージョンっぽくて、それはそれでなかなかカッコいいです。

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