知能は生物内部の時間を生きる

知能は生物内部の時間を生きる – iCardbook|知の旅人に http://society-zero.com/icard/156417

(※URLをクリックすると参考文献や註が読めますよ)

人間にも反射があります。しかしそれは「インプット即アウトプット」ではありません。そこには時間的遅延を伴う構造があります。だから作用・反作用のような瞬時の反応にはならないのです。

アウトプットが内部の時間を通して、遅延されてアウトプットされてくる。他の生物にも内部時間の遅延の構造はあるが、人間の構造はより長く、複雑で、抽象性の高いところまで積み上がっています。たとえば、今日開いたことを何年も経ってから理解して実行する。何年も前の感謝に根差して行動する、など、があります。

内部時間を持つことは、知能の極めて重要な性質であり、時間というものを内部運動によって持つのが人間の特徴です。

★この投稿はiCardbook、『<人工知能>と<人工知性>~環境、身体、知能の関係から解き明かすAI」構築の取り組み』を構成している「知識カード」の一枚です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?