7月18日 【新型コロナ|5つの指標】
■GOTOトラベルキャンペーンと軽症者用の宿泊等施設運用状況
病院の病床不足を補うため4月から全国のホテル群のうちの8棟をコロナの患者(軽症者と無症状者)専用の滞在施設に提供してきたアパホテルは7月15日、8棟のうち5棟でのコロナ患者の滞在を7月中に終わり、8月から通常営業に戻ると発表しています。
東京は一旦除外とされたとはいえ、政府が事態の推移次第で東京もGOTOトラベルキャンペーンの対象とするとの方針である以上、ホテル側からすると、キャンペーンの始動で、元の軽症者用の宿泊等施設へ戻すインセンティブがなくなったと考えられ、東京都は新国立競技場の一時転用などの措置も検討すべき状況なのかもしれません。
・新型コロナウイルス無症状者及び軽症者の受け入れについて:アパ ホテル http://www.apahotel.com/news/detail/37578/
5つの指標がなぜ大事か、どういう数値か、どう見るかについては、下記WEB記事をご覧ください。(★意味をわかって自分で数値を読む必要)
東京都民のための【新型コロナ|5つの指標】 | ちえのたね|詩想舎 https://society-zero.com/chienotane/archives/8773
(★情報を公共機関は公開しています=自分で見に行きましょう/この「note」はエッセンスを紹介しています)
●7月18日時点の【5つの指標】
◎「新規感染者数」だけ見ててはダメな理由が「1.現在感染者数(の推移)」でよくわかりますよ。
比べてみてください。
・新規感染者数
7月9日 224人
7月10日 243人
7月11日 206人
7月12日 206人
7月13日 119人
7月14日 143人
7月15日 165人
7月16日 286人
7月17日 293人
7月18日 290人
※「200人台に上がったけれど、その後横ばい。ん? ここ3日は増えたな」
感染から発症までも時間がかかるうえ、無自覚・軽症としても数週間感染・症状段階が続く(たとえば風邪なら三、四日でえ治まる)点で、フローの数字だけ見ていてはダメで、ストックの数字を追う必要があるため。
1.現在感染者数(の推移)
現在感染者数 = 累計感染者数 - 回復者(退院)数 - 死亡者数
7月9日 968人
7月10日 1,096人
7月11日 1,227人
7月12日 1,379人
7月13日 1,385人
7月14日 1,392人
7月15日 1,420人
7月16日 1,543人
7月17日 1,698人
7月18日 1,894人
※「ちゃくちゃくと増えている、医療体制をそろそろ心配しないといけない段階だな」
2.重症者数(の推移)
7月9日 6人
7月10日 5人
7月11日 5人
7月12日 5人
7月13日 6人
7月14日 7人
7月15日 8人
7月16日 7人
7月17日 10人
7月18日 10人
3.専用(対策)病床の稼働状況 対病床使用率
7月9日 20.1%
7月10日 22.8%
7月11日 28.7%
7月15日 29.5%
7月16日 32.1%
7月17日 35.3%
7月18日 39.4%
4.軽症者用の宿泊等施設運用状況
・7月1日時点
宿泊施設受入れ可能室数 2,865人
宿泊療養者数 71人
・7月8日時点
宿泊施設受入れ可能室数 1、307人
宿泊療養者数 162人
・7月15日時点
宿泊施設受入れ可能室数 371人
宿泊療養者数 118人
※受け入れ可能人数の減はホテルとの契約が解消したため。都はこの拡充に努めています。
5.市区別人口当たり感染者数
・新宿区が最大区なのは変わらず。ただ台東区が100人以上入り、また中野区が三番手に。
100人以上(7月18日)の区市町
新宿区 394人
港区 167人
中野区 133人
渋谷区 130人
豊島区 108人
台東区 105人
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?