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【小ネタ満載】何度も見たくなる『歯無しのグルメ』の魅力

「空気階段・鈴木もぐらがドラマ初主演!」
「歯無しのグルメ~噛まずにとろける美味い店~ で本人役!」

この情報を知ってからというもの、楽しみで仕方がなかったドラマが5/28についに放送された。

待ちに待ったドラマを見てみると「ふぁあ〜〜〜〜!!!」と声が出てしまうくらい色々と驚きがあり、楽しめる作品だった。
そんな鈴木もぐらさん初主演グルメドラマ『歯無しのグルメ』の魅力を、空気階段ファン目線で勝手に語っていきたい。
また、より深く『歯無しのグルメ』を楽しめるであろうコンテンツも紹介していく。

魅力①もぐらさんの演技力・食べ方のキレイさ

タイトル通り『歯無しのグルメ』は、歯が無くても楽しめる柔らかく美味しい食べ物をもぐらさんが堪能しに行く、新感覚グルメドラマだ。

『歯無しのグルメ』の流れは、『孤●のグルメ』(テレビ東京)に似ている。ただ『孤●のグルメ』は井之頭さんの空腹がきっかけでお店へ向かうのに対し、『歯無しのグルメ』は、もぐらさんが空腹を感じる前に「師匠と呼ぶ、歯無しレジェンドとの出会い」を経てお店に向かう。

今回はパチンコ屋さんでプロレスラーの葛西純さん、銭湯のサウナで俳優・森下能幸さんといった、どちらも歯に難を抱える師匠との出会いがあった。

『歯無しのグルメ』はもぐらさんが「食べたいもの」に加えて「食べられるもの」という条件が加わる。
この食に対しての悩み・食べられるかの葛藤は「歯無しの人」の問題だけではないだろう。歯があっても矯正や治療で「かたいものが食べづらい人」にも当てはまるのではないだろうか。

(自分も長期間、矯正をしていたため柔らかいメニューを探すクセがついてしまった。柔らかくても筋張ったもの・挟まりやすいものなど意外にトラップがあるんだよなぁ…(もぐらさん語り風味))

色んな思いを巡らせ、メニューを決めるもぐらさん。
オーダーが通ると、丹精込めて調理された柔らかい絶品料理たちが運ばれてくる。それをもぐらさんは、とても美味しそうにほおばるのだ。

ナレーションに合わせる演技は、こちらが思うより大変だったのではないだろうか…。

それにしても以前から、もぐらさんがもぐもぐ食べている映像=癒やし映像のような感覚で見ている私にとって、このドラマは1時間ずっと素晴らしい映像に感じた。
美味しそうに食べる様子だけでなく、もぐらさんの食べ方のキレイさにも、ぜひ注目してほしい。

魅力②副音声メンバーが豪華

主演の鈴木もぐらさんは、奥歯が6本ない。相方のかたまりさんが「本当は7本歯が無いのに6本とサバ読んでいる」と、このドラマの副音声で語っていた。

そう、このドラマには副音声Verがある。相方のかたまりさんの他に、この副音声のために小峠さん(バイきんぐ)、小宮さん(三四郎)、福田さん(3時のヒロイン)が集結。3人とも歯に難がある共通点から招集されたようだ。それにしても、小峠さんが差し歯4本とは知らなくて驚いた。

また、この副音声のメンバーがいるのは口の中をイメージしたようなセット。4人が横並びではなく歯をイメージしたような、少し湾曲した椅子の配置になっているのも細かいなぁ…と思った。

歯に難がある3人は「それ、食べれるか?」「噛み切れるか?」など、ドラマのもぐらさんに感情移入したり思いやったりするようなコメントが多くて、微笑ましかった。
歯無しさん向け料理は「低温調理」がポイントということも学べた。

魅力③もぐらさんの将棋愛を汲んだ演出&キャスティング

もぐらさんがパチンコや競馬といった「ギャンブル好き」であることは、多くの方が既にご存知だろう。
しかしもぐらさんは、実は将棋好きの一面も持つ。小学校の頃から将棋を指し始め、現在はアマチュア二段の腕前だ。ラジオやバラエティ番組でも、時折棋士の話をしたり将棋会館での対局エピソードを語ったりしている。

そんな将棋愛あふれる、もぐらさんのドラマに将棋界&歯無しレジェンドとして加藤一二三さんが出演。

一二三さんからしたら、若輩者にこんなこと言われたくないと思うかもしれないが…。

一生懸命セリフを言う姿…。
とんかつを口に入れる姿…。

めっちゃくちゃ可愛かったぁ〜。
(もぐらさんの「やわらか〜い♡」の言い方で)

一二三さんも美味しく食べている描写で「歯無しのグルメ」の説得力が、より増していた。

(もぐらさんが緊張したというエピソードも良いですね。今度は将棋界のレジェンド棋士・加藤一二三として出て頂くのも面白そう…。)

また第2話にて。箸でとんかつをつかむ、もぐらさんのナレーションにこんな言葉があった。

「勝ちを確信したせいか、手が震えてやがる」

これは棋士・羽生善治さんをイメージしたセリフだと思われる。(羽生さんは、勝ち手が見えたとき、将棋の駒を持つ手が震えるらしい。)

私は将棋に明るいほうではないので、もしかしたら将棋にまつわる小ネタがもっとドラマ内に仕込まれていたかもしれない。

次回は可能ならば、副音声メンバーに将棋に詳しい芸人さんを加えてほしい。視聴者がなかなか気づかない将棋ネタにも気づく人が一人いると、またグッと違ったコメントが出てさらに面白くなりそうだ。

魅力④美味しそうな料理&スイーツたち

ドラマで取り上げられた「歯無しの聖地」は以下の通り。

第一話。門前仲町の「もつ焼 よし田」

第二話。高田馬場の「とんかつ なりくら」

どちらのお店もとても美味しそうだった。特に「もつ焼 よし田」の目玉焼きが個人的に気になっている。スイーツのような、あの見た目…。いつか聖地巡礼したい。

そして取材シーンでもぐらさんが口にした「いとをかし」のクリーム大福も忘れてはいけない。

この大福のみ、たまたま私も食べたことがあり画面を見て驚いた。
もぐらさんのナレーション通り、「いとをかし」の大福は「本当に飲める大福」なのだ。

さまざまな味があり、お取り寄せすると冷凍された状態で届く。食べるときには、少しトロッとなるまで解凍させるのがポイント。そうすると口に入れた瞬間に、クリーミーさとフルーツの旨味のジェットコースターロマンスが味わえる。パッケージもおしゃれで可愛いので、温度管理がしっかりできる際にはおすすめのスイーツだ。

魅力⑤エンディングまで楽しませる気概

「あっという間の一時間!たくさん楽しませてもらったぁ〜!」と心が満たされた状態でエンディングを見ていたら、ここでも驚かされた。

エンディングテーマとして流れてきたのはGOING STEADYの「BABY BABY」

峯田さんと、もぐらさんの親交を知るラジオリスナーにとって胸熱な選曲だった。

そしてエンドロールをよく見ると、キャストやスタッフの名前が味がある手書き文字で書かれている。
「エンドロール文字 鈴木もぐら(空気階段)」の文字が…!

もぐらさんが心を込めて一人ひとりの名前を書いたんだろうなぁと思ったら、何回も見たくなった。

それにしても鈴木もぐら本人役とはいえ「歯医者の予約を先送りにする」「もぐらさんの奥さんの名前が、ともみちゃん」であるなど、随所にもぐらさんエッセンスがあふれた作品だった。鮮やかな緑の衣装もステキだった。


『歯無しのグルメ』をもっともっと楽しむ、おすすめの方法

・5/27(金)放送の「ラヴィット!」を視聴しよう

『歯無しのグルメ』放送前日の5/27(金)の「ラヴィット!」にスタジオ出演した空気階段。
「おすすめの柔らかいもの」を紹介したり体験したり、ズボン脱げたりするもぐらさん。笑
番組ラストには、主演俳優として番組宣伝もしっかりと…。まるで日曜劇場の主演俳優のような重厚なトーンで告知する、もぐらさんを見てほしい。

・もぐらさんの歯にまつわる「空気階段の踊り場」過去回を聴こう

空気階段がパーソナリティーを務めるラジオ「空気階段の踊り場」。この番組内で過去に何度も「もぐらさんの歯の不具合」について語られている。「ラジオクラウド」というアプリを使えば、無料で過去回が聴けるので、気になる方はぜひ聴いてみてほしい。

過去回の中でも、おすすめの歯無し回を紹介しておく。

▼第146回「口血

▼第158回「痛と激痛

▼第159回「もぐら、歯医者へ行く

▼第180回【アフタートーク】歯のメリット

あと第248回「#もぐら歯医者行け」の回も必聴!
(歯医者に強制連行されたときの、もぐらさん。不安そうな表情がたまらない…)

▼歯無し回ではないが、もぐらさんの棋士・将棋愛あふれる話が聴ける傑作回。
第95回【アフタートーク】伝説の将棋棋士・升田幸三の教え、もぜひ!


最初は副音声なしで視聴し、二度目は副音声ありで楽しむ…。
そんな楽しみ方ができる、新グルメドラマ『歯無しのグルメ』

ぜひレギュラー化して、柔らかくて美味しいグルメをもぐらさんの語りで届けて頂きたい!!!
(レギュラー化した際は、満を持して錦鯉のまさのりさんも出演してほしい!)

そして歯が無くても食べられるから…といっても、歯はしっかり大事にしなきゃですね!



▼過去に書きました。よければ、こちらもどうぞ。


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