婚活日報#3

あいたたた・・・から始まる婚活日報。
ぼんやりしてたらあっという間に36歳になってしまった
特にモテたことのない恋愛ご無沙汰女子(!女子!)の婚活体験記、および雑感。
頑張るべき?頑張らないべき??一体なにを頑張るべき!?
ゴールインできるのか。・・・私のゴールはどこなのか?
といった趣旨の日報です。

結婚相談所登録→プロフィール作成&写真準備(⇦記事ココ)→ガイダンス→初回お見合い(⇦今ココ)※もはや日報ではない

歯医者より服屋が怖いという話

中身で勝負。できたらいいね。
それすらも覚束ない上に、
外見ちゃんとしていないと立候補すら危うい
・・・というのが世の中の常であり私の現実です。はい。頑張ろう。

幼い頃は着せ替え人形やお洒落な雑誌や少女漫画の主人公に
自分の憧れを投影できたとしても
浸透してくる現実にアレルギーを起こしがちな思春期を経て
「あんまり可愛くない自分」にうんざりしつつ今日に至る。

今でこそ現実との折り合いポイントが何となく見つかり
「まあ、いっか・・・」という気分でいられるけれど
写真の中の自分の顔を塗りつぶしたり、ビリビリに破いて捨てるような
時期もあったりした訳で。

そんな人間にとって鬼門な場所は
デパートのコスメカウンターやお洒落な服屋さんと相場が決まっていて(多分)、
店員さんがお洒落番長、というか裁判官にしか見えず、
「何かお探しですか〜?」と近寄って来ようものなら
「見ているだけなので!!」とダッシュで逃げる。
お洒落に対してギルティなので!!わかっているので!!来ないでください!!

用があるのは服なので!!

一番嫌なのは立ち去る瞬間、接客モードを解いた彼女たちが
裏で何をいうか、と言う妄想に頭が支配されることだ。
好きなものを手に入れた幸福感は大抵そこで消えてしまう。
本来どうでもいいことだ、と自分に言い聞かせても、
自動的に湧き上がる妄想に勝つのは簡単ではなく、
精神的に消耗する。

人間なんていなければいいのに。
そして世の中便利なものなので、大抵ネットで買えてしまう。
そんなこんなで私のお洒落は磨かれない。

でも今回撮るのはお見合い写真。
人に見せることを目的とした、そして「好意を持ってくれる人を見つける」という
明確な意図を持った写真である。
是非とも他人の意見が欲しい。

すでに友人とカメラマンさんの意見は聞いて、
それなりに方向性は見つかった。
でももう一押し、確信できる何かが足りない。
叶うならプロの意見が欲しい。

某大手婚活会社のサービスには、オプションとして
パーソナルカラー診断と専門家のショッピング同行がある。
大変魅力的ではあるが、
本気で「似合う服を見つける」を「私専用のサービス」として購入すると
5万円くらいの値段がする。プラス服代。お財布に痛すぎる。

もう少し身近で、客観的な意見をくれるプロ。
連日仕事上がりからの服屋巡りで疲れてもいた。
もう、いいや。ショップに行って、店員さんに聞こう。
フリフリで、ふわふわで、白いトップス。
できれば私に似合うの。
ありませんかー?って。聞いてしまおう。

幸い手元にあった、それなりに使えそうなスカートを鞄に詰めて。
なければ手持ちで何とかしようと心に決めて。
足取り重く会社に行った。

「何かお探しですかー?」

対する答えがここまで具体的なこともあまりないので、
観念して相談してみた。

「お見合い写真に使うトップスが欲しいです。
持って来たこのスカートに合わせます、予算は〇〇です。」
直球である。考えるのも面倒だった。
というか、もうすでに考え過ぎて疲れていた。

結果、運ばれて来た10着近くを延々と試着することになる。
最終的に店員さんと友人の意見が一致する1着が見つかるのだけれど、
それはひとりだと選ばなかっただろう
フリフリでふわふわの甘やかなブラウスだった。

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