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vol.40:結局、採用と教育

さて、今日は

結局、採用と教育

というテーマで進めていきたいと思います。
(3,366文字)

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2021年11月現在、スタートアップ企業を立ち上げて6年と3ヶ月。
自分で立ち上げた会社は2社。
共同創業として立ち上げた会社は2社。
合計5社の経営に関わってきて改めて思うのは、

◆採用
◆教育

この2つに尽きるな、と。
もちろん、どんな商材(プロダクト)を扱うのか?どんな社会課題を解決したいのか?…というそもそもの話も大事だと思ってます。
でも、結局一人では成し遂げられる夢も小さいものになってしまいがちなので、いかに仲間を集め、いかに仲間に動いてもらうか?なんだろうなと実感しています。
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こんなぼくですら、
『転職しようと思うんですが…』
『大企業とスタートアップ、どちらに行くべきか…』
『起業しようと思うんですが…』
『経営の相談に…』

…というような相談に乗る機会があります。

その時に、あまり自分の考えを押し付けすぎないようにしようとは思ってますが、ぼく自身いろいろな失敗をしてきたし、中には踏まなくて良い地雷も沢山あったし、失敗を生かせずに同じ失敗を繰り返してきたりもしたので、
『これは経験しないと身につかないよなー』ということ以外は、困難を乗り越えやすいように事前にアドバイスするようにしています。

それが、今日のテーマの『結局、採用と教育』
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ちょっとこのツイートを見てください

これは結構考えさせられる内容だなーと思った。

ビジネスパーソンの多くは、
・向上心
・高い意識
・常日頃のインプットやアウトプット
…などを押し付けられると心がザワつくんじゃないかと思います。
僕自身、雇われる側だった34歳まではそうだったと思います。

でも、市場環境はどんどん厳しくなってきていて、ビジネスパーソンとしていわゆる『使える人』認定されたり『成果を出す』ことができる人と、そうでない人の格差はどんどん開いていく状況になっていくのだろうな、と。

※逆に企業の格差も開いていくと考えています。いいプロダクトを持ち良い組織を運営している企業は業績も良く、そうでない企業は利益率も低く劣悪な環境になってしまうのだろうな、と。

為末さんのツイートにもある通り、

転職が当たり前になったり働き方が多様化

企業側は即戦力ばかりを採用するようになる
(つまり教育にかける労力を減らす)

個人は即戦力になるために自分で努力をしなければならない

IT業界に10年以上身を置いている分、余計に感じることなのかもしれませんが。。

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で、結局ぼくは今日何が言いたいかというと、
この方向性を良しとして即戦力採用だけしていくと、目先(3~5年)の経営状態はうまくいくと思うけど、中長期(10年~30年)での発展は見込めないのでは?と思っています

ぼくは2015年に起業してこれまで6年以上経営をしてきた中で、即戦力採用もやってきたし、未経験採用や新卒採用もやってきたし、教育ということに結構な時間を費やしてきたと思っています。

それはBOKURAの主事業である『ファンマーケティング』というモノ自体がまだ確立されたプロダクトやソリューションになっていないという側面が大きいのだけど、やってること自体は、
『クライアントの課題をヒアリングし、脳みそと手足を使って解決に導く』
…といういわばコンサルティングであり運用支援です。


そこに必要な能力・スキルは、

・ヒアリング
・関係構築
・説明
・ディスカッション
・説得
・推進
・分析

…といったどの業界、どの業種でも必要とされる能力やスキルだと思っています。

※その他、ファンマーケティングを行っていく上で定義している能力は下図。

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これらを磨く努力を個人にのみ負わせることは、経営側としては労力もコストもかからないけど、結局大きな社会課題を解決することには繋がらないのでは?と。(目先の利益率や営業利益には繋がる)

為末さんのツイートの引用している方々の投稿を見ると、
比較的意識の高い方や経営者の方は、
→確かにそういう状況になってきてるよね
→自己研鑽は必須だよね
…という投稿が多かったように思います。

voicyの緒方さんの投稿もすごく深く刺さる。

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今、BOKURAには2021年4月入社の新卒が1人います。

北海道出身で本当に素直なコンサドーレ大好き『全国民の弟枠』。
社内でもお姉さま方中心に可愛がられています!

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Q.誰が新卒でしょう?


彼を見ていると、経営者としては、
『自社の利益うんぬん関係なく、どこにでも通用するように育ててあげたい』
『スキルを身に着けていく過程がその他社員に対しての刺激になる』
…と考えているし、おそらくBOKURAのメンバーみんながそう考えているんじゃないかと思います。
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でもね、やっぱりみんな組織人である前に(経営者である前に)、人だから、
『この人へなら工数や時間やコストを割いてもいいよね』
と思えるかどうかはめちゃくちゃ大事だな、と。

そういう人を採用できるかどうかが中長期的な企業の生き残りにつながっていくだろうし、会社の文化を根付かせていくための最初のハードルなんだと思います。

2015年8月に設立されたBOKURAには
◆2016年3月入社(5年8ヶ月在籍)
→もはや家族。
◆2018年4月入社(3年7ヶ月在籍)
→元声優&舞台女優で語彙力とコミュニケーション力抜群のBOKURAのアイドル

…という1年以上在籍のいわゆる古株メンバーと、

◇2020年10月入社(1年1ヶ月在籍)
→元プロバスケ選手。最近メキメキ仕事の能力が上がっている。
◇2020年12月入社(11ヶ月在籍)
→エンジニアのエース。誰も彼の代わりは出来ない
◇2021年1月入社(10ヶ月在籍)
→ただのお父さんかと思ったら...コミット感しかないスーパー営業マン
◇2021年3月入社(8ヵ月在籍)
→素直さ抜群の営業マネージャー(まだ30歳)
◇2021年4月入社(7ヶ月在籍)
→最近結果出てきた見た目は親戚のおじさん
◇2021年4月入社(7ヶ月在籍)※新卒
→急成長新卒、全国民の弟枠
◇2021年6月入社(5ヶ月在籍)
→時短にも関わらず結果出し過ぎな美人ママ
◇2021年7月入社(4ヶ月在籍)
→インスタ大好き、営業未経験なのに既に営業の鬼

…という感じで、正社員10人中、7人が1年未満の在籍。
このメンバーでも億単位の粗利を生み出せています。

そして自信を持って言えるのは『みんな良いやつ』
高校の同級生で同じクラスにいたら絶対にツルんでるな、と思えるくらい。
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BOKURAの場合で言えば、
『いかに良いやつを採用するか』
『メンバーにいかにファン創りについての理解を促進させるか』

…この2点に常に言及していくことでより良い組織にできると思っています。

※というか、そうじゃない人を採用して何度も失敗してきたし、最初は良いやつだったかもしれないけど、段々とししどの考えと合わなくなって辞めてしまった。
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やっぱり採用は妥協しちゃいけないし、教育も片手間にやっちゃだめなんだな、と。

今日は以上です!

BOKURAししど


※BOKURAは7月決算なので、2021年10月で7期の1Qが終わりました。
1Qの実績や、今期の目標に対しての進捗の数字を下記に記載します。
見てみたい方はどうぞー!

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