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1タス1ハ

今日は31回目の結婚記念日
結婚記念日には、15年目までは1年ごとに名前がついているのにそれ以降は5年ごとなんだって!!(今さら知る)

我が家は昨年真珠婚式を迎えたので、次は35周年の珊瑚婚式まで名前のない結婚記念日らしい。そりゃ頑張らねば・笑

歳を重ねれば重ねるほど、次の年を一緒に迎えるのが大変になるのになぁ…と思う年齢になった・笑


バブル期を少しだけかじった私たち世代は、「私を幸せにしてくれる男性」を探している人が多かったように思う。
が、男前?な私は「私が彼を幸せにしてあげる」って思って結婚した・笑
(若かったなぁ…遠い目)


結婚し子どもが生まれ、私がエステの世界に入ろうとした時の家族は、諸手を挙げて賛成したわけではない。

たかが二十数年前の話だが、当時のエステと言えば「芸能人」「特別な人」「お金持ち」が通う場所であり、普通の人が出入りすれば、「ぼったくられる」とか、「怖い目に遭う」とかそんなイメージがあったことや、実際そんなニュースも流れていたりした。


私は、所属していた会社や仲間に恵まれ、実際に現場を見てもらうこともしたし、私自身が成長(この場合、家族にとってメリットのある私の変化)することにより、家族の理解を得ることができた。


私は、その仕事が楽しくて楽しくて気の合う仲間たちをどんどん増やしたかった。
実際に私が楽しく取り組む姿を見て、一緒にやりたいと言ってくれた人が増え、ますます楽しくなった。
・・・が、やりたいと言ったものの諦めた人も同じくらいいた。


その最多理由が、「ご主人」だった。


私も最初から、夫が賛成していたわけじゃない。
一番近くにいながら応援してもらえない、理解してもらえない辛さは痛いほどよくわかる。

私の場合は、ものすごい速さで、駆け抜けたので家族に理解されなかった時期も、あっという間に通り過ぎたから良かったが、大抵の人はもっとゆっくりのペースで進む。その間に、凹むことだってある(うまくいかない日だってあるから)。
そんなとき、人は一番近くにいる人に優しい言葉をかけてもらえたら頑張れる。
だけどそんな存在のご主人に反対されるのだ。そりゃやめたくなるよね。


そんなことが続いたときに、エステの先輩でご夫婦ともバリバリに働かれている方に
「先輩のお宅では、先輩がこの仕事をすることに反対されたことはないんですか?」
と聞いてみた。先輩の答えは

「うちは、彼と出会う前からこの仕事をしていたから、何か言われたことは何もないよ」
だった。

目から鱗だった。
結婚する前からやっていたら、反対する彼は少ないだろう。(劣悪な環境で働いているなら反対もするだろうが)
結婚が先だったということで、やってみたいことに挑戦できないというこの状況はなんだろうととても寂しくなった。


実際に当時の私たち世代の女性は、結婚・出産をして元と同じ仕事に戻れることは稀だったし、戻ったとしても何かしらの圧を受けることが多かった(と聞いている)。だから、家事と子育てに困らない時間で働くパートに出るのが主流だった。(決してパートがダメとかの話ではない)


子育てママはパートが当たり前の中で、何か始めたい、何かやりたいと思っていたママたちをたくさん知っている。けれど、ご主人に反対され踏み出せなかった、中には相談すらせずに諦めた人もいる。

語弊を恐れずに言えば、

そんな結婚クソ喰らえだ



健やかなる時も、病める時も二人で力を合わせて生きていくことを誓った二人なのだ。お互いの可能性をお互いが潰しあってどうする!!


もちろんその根本には、本人にとって反対されたら諦められるくらいのものだったのかもしれない。
…が、それはその世界を覗いてみて初めてわかることだと、経験上思う。


最近はやってみたいこと、覗いてみたい世界に気軽に足を向けられる
そんな世界になりつつあるのはとても喜ばしいことと感じている。
それはどんな立場にあっても、得られることであって欲しいと心から願っているし
覗いてみたい場所に私がいたいとも思う。


31年前の私に、「私が彼を幸せにする」のではなく
「お互いがお互いの可能性を最大限に引き出せる関係を築く夫婦」

1タス1ハ♾️(無限大)

になりなさいと伝えたい。


結婚31周年記念日おめでとうである



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