提言?粗さがし?

基本的に一人で仕事は完結することにしているけれど、業務効率化の観点から、もっとアシスタント・スタッフを活用するように、という組織方針があり、ある仕事をお任せすることにした。
作業自体はちゃんとやっていただいたんだけれど、こちらの配慮として、お願いした仕事が最終的にどのようにお客様に納入されたか、最終レポート(成果物)をシェアしたところ、いくつかコメントをくれて、それは有益な内容で採用させてもらった。最終的にコメントをもらって良かったんだけど、言われているときは正直とても嫌な気持ちがして、それは何故だろうと考えた。
思うに、全体的な価値や内容には触れずに、部分的な「粗」だけを見られているような感覚を持ったこと、もう一つは、前提として「指導してあげる必要のある粗があるもの」という「上から目線」を感じたからだと思う。
過去を振り返ると、旧一般職の仕事が「私はプロとして100%の仕事をしているのに、上司や総合職は甘い」という意識を問い詰める攻撃には昔から悩まされてきた。こちらの言い分としては、100%の母数(絶対高)がそもそも違うことや、「100%の仕事をする」ことがミッションの仕事と、不確実性とstruggle(格闘)する仕事と直接比較して、ネガティブな言葉を投げてくることのアンフェアさが鼻についたということなんだと思う。
これから、枠の中の完成度や純度を高めることを求められる人と、挑戦⇔失敗のサイクルをこなしていかなければいけない人の意識の差は大きく広がっていくだろう。また前者の仕事は少なからず、AIやRPAに切り替わっていくだろうから、そういった悩みもなくなっていくんだろうか。
最後に、他者からどんな些細なことでも指摘されることが嫌いな自分の性格の問題というのもある。腹芸として、せっかく指摘をしてくれたんだから、言いたいことがあっても「ありがとう」とするのも良いんだけど、そうすると実体と表面の乖離に先々悩みそうな気もする。今後の課題、かな。

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