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私が新聞記者を辞めるまで。

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新人新聞記者時代の、いろんな阿鼻叫喚なできごとをまとめました。
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記事一覧

初めて睡眠導入剤が処方された話<#11>

睡眠薬を飲んでいることは、わたしは全然恥ずかしいことではないと思う。 だけど、だけどさ。 …

記者失格なことを見抜かれていた話<#10>

2024年2月8日の朝。 朝刊の社会面を流し見していた目が止まった。 保育所で乳児死亡 遺族「…

デスクに戦力外通告された話<#9>

勤務中にデスクからの電話で過呼吸になり、自分が担当している警察署に救急車を呼ぶという、前…

運転中に過呼吸になって救急車で運ばれた話:後編<#8>

前編<#7>のお話 地方新聞記者1年目、最もタフと言われる警察班ことサツ担に配属。 毎朝毎…

デスクからの電話で過呼吸になって救急車で運ばれた話:前編<#7>

ゆとり・ポンコツ・ヘタレな新聞記者1年目の阿鼻叫喚な日記を、数回にわたって書いてきました…

サツ担の先輩の無慈悲な言葉に心折れた話<#6>

新聞社の内部って、人狼ゲームだよね。 誰を信じたら良いのかマジでわからなかった。 「年が…

「あなたは警部さんにいつもまたがっている記者ね」と言われて死ぬほど腹立った話<#5>

2018年春、当時の財務事務次官がテレビ朝日の女性記者にせまったセクハラ事件。 週刊誌への告発をきっかけに、連日ワイドショーでも取り上げられた。 その後、メディアで働く女性記者たちが自らの体験を語る連載特集をしたり、本が出版されたりもした。 その頃、私はもう新聞記者ではなくなっていた。 けれど、このニュースが燃え上がるのと同じぐらいの勢いで、毎日、ゼミの同期で某・新聞者記者の友人(女)とLINE電話で語り合った。 このタイトルのエピソードも。 私は記者時代、身体的接触とい

「部長にお酌求められて嫌だった」ってデスクに相談したら「お前が間違っている」と怒…

私が新聞記者時代につけていた日記に、頻繁に登場する言葉が2つある。 1、「自分のことを話…

ペーパーなのに山道走ってブレーキ効かなくなって死を覚悟した話<#3>

新聞社に入社して間もなく1カ月。 初めての休日出番で、しかも強面のキャップと2人だし肩の力…

デスクに「俺は上司に人格否定されて育てられたんだ」と言われた話<#2>

新聞社に入社して2週間。 新人研修を終えて、社会部の警察担当に配属になった。 やっと記者と…

新入社員懇親会でのスピーチを社長に全否定された話<#1>

新聞社に入社して1週間。 たぶん、この日が初めて、記者になって初めて、泣きながら家路につい…