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2023.08.21〜2023.08.22

2023.08.21

 家族で旅行に来ている。
 在来線で行ける近さのキャンプ場でバーベキューをし、場内のトレーラーハウスで寝泊まりする。私は子どもの世話のことを考えると「失敗した、次は赤ちゃんや子どもに対してウェルカムな宿に泊まろう」と思うのだが、夫は来年も来たいらしい。流石、バーベキューやコテージでの宿泊に慣れている人は違う。

 夕食のバーベキューを始める前に、キャンプ場の敷地内を少しだけ散策した。水遊びのできるエリアがあったので、「今日は余計に着替え持ってきてるから水遊びしても良いよ」と息子に声を掛けてみた。いつも気まぐれかつ去年までは水遊びが嫌いだった子なのでどうかなと思ったが、彼はおもむろに靴を脱いで水遊びを始めた。

本当はもっと遊びたかったらしいが
足を拭いて靴を履く

 びしょびしょになって「たのしかった」と言う息子を見ると、まぁ来て良かったかもなと思う。
 他にも、トレーラーハウスの中で「保育園の帰りの会ごっこ」をしたり、夕食後に花火をしたり。現地での時間を満喫して、息子はいつもより早い時間に寝た。

 娘はいつもと違う環境に落ち着かない様子で、ハウスの中でキャッキャと遊んでいたかと思いきや、私の姿が見えなくなるとしばらくして突然泣き出すなどしていた。昼寝の時間が少ないのに就寝時間がいつも通り。明日は早めに帰宅する予定なので、ゆっくり寝てほしい。

 夫も私も、いつもはなんだかんだ夜中まで起きているのだが、今日は日が回るまでにベッドに潜った。

 メインイベントであるバーベキューのことを書きそびれた。ハウスの外のデッキで夫が肉を焼き、息子がハウスとデッキを行ったり来たりするばかりでほとんど肉を食べず(想定内)、私は涼しいハウスの中で娘を見守りながら焼いてもらった肉を食べた。娘の見守りのためとはいえ、そこはかとない罪悪感のある贅沢な時間だった。

2023.08.22

 旅行に出ると落ち着かないのか、夜が明けるかどうかという時間帯に目覚めることが多い。そのまま二度寝せず旅先の夜明けを部屋から眺めたり、夜明けの風景の中で過ごしたりするのが好きなので、何も問題はない。
 今日も辺りが白んでくる頃に目が覚めて、娘がぐずって起きるまでハウスの外のデッキで過ごした。蝉はまだ鳴いておらず、山の中らしく鳥のさえずりが響いていた。

 家族がみんな起きて朝食を済ませたあと、10:00のチェックアウトまで少し時間があったので、持ってきていたシャボン玉で遊んだ。息子がいつの間にかストローで息を「吹く」ことを覚えていた。しかし、ストローを咥えたまま息をスーハーしていたので、上手にシャボン玉を出しつつも少しシャボン液を飲んでしまったと思う。もう一歩である。娘は思っていたより反応が薄かったが、抱っこ紐の中から時折シャボン玉を触ろうと手を出していた。

途中で雨が降り出すも
デッキに避難して続行

 明日から夫婦ともに仕事があること、子どもたちを保育園に預けなければならないことを考慮して、チェックアウト後はほぼ真っ直ぐ帰宅した。道中のターミナル駅で昼食と土産を買った以外は、黙々と家に向かって進み続けた。
 行きは在来線を駆使して現地入りしたが、帰りは私が夫に懇願して特急に乗った。そもそも今回の旅行先は、「息子を、いつも最寄り駅のホームから眺めるだけの特急電車に乗せてあげたい」と思って決めた場所だった。
 疲れて判断力の落ちた夫からOKをもらい、短い距離ではあったが特急に乗って移動した。この特急、実は私も乗ってみたかったので満足である。

 疲れた身体と重たい荷物を引きずって、14:00頃に帰宅した。外が蒸し暑かったせいでみんな汗だくになっていたので、夫の号令ですぐにシャワーを浴びることとなった。トレーラーハウスのユニットバスが狭かったので、広い風呂場にホッとしながら汗を流した。
 荷ほどきと洗濯をした夫がまず寝て、YouTubeを観ながら息子が寝て、夕方のミルクを飲みながら娘が寝た、と思ったら娘は30分ほどでぐずりだしてしまったので、抱っこ紐であやしながら寝かしつけをした。寝かしつけながらピクミン4をやって自分の眠気を誤魔化した。
 娘を抱っこ紐から降ろしてしばらく経った頃に息子が起き、夫が目覚めた。息子に夕食を食べさせたところで夫に子どもたちの世話を頼み、私は20:00前にベッドに潜った。

 帰宅したときに夫が「やっぱりこうなる、大人が疲れる」とぼやいていたが、それでも行って良かったと思っているようだった。夫が満足して、息子が楽しくいろんな体験をしつつ、娘の体力や体調に可能な限り配慮しながら旅行ができたので、私も行けて良かったと思っている。

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